概要:
人間の社会活動で生じた化石燃料の大量消費は酸性雨や大気汚染をもたらし、森林破壊や砂漠化を加速させた。またフロンなど新規化学物質の氾濫も相まって、オゾン層の破壊や温暖化など地球レベルでの環境破壊を引き起こしている。本授業では、地球環境問題の実態を理解するとともに、その原因と対策について、クリーンエネルギーやバイオテクノロジーなどの新技術の観点から学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を中心に行うが適宜、演習を行う。
地球環境をテーマとして生物学的視点から講義するため、それらの基礎知識を必要とする。
専門学科以外の学生に対して細部の理解は求めないが、概念的に捉えて欲しい。
本科目は学修単位科目であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。
注意点:
点数配分:前半50%(課題演習25%+試験25%)と後半50%(定期試験)の合計100%として評価する。
評価基準:60点以上を合格とする。
再試:必要に応じ再試を行う。
学修単位:本科目は学修単位であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。 | 3 | 前1,前8,前10 |
地球上の生物の多様性について説明できる。 | 3 | 前1,前8,前13 |
生物の共通性と進化の関係について説明できる。 | 3 | 前1,前8,前14 |
生物に共通する性質について説明できる。 | 3 | 前14,前15 |
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。 | 3 | 前1,前8,前9 |
生態ピラミッドについて説明できる。 | 3 | 前9 |
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。 | 3 | 前1,前3,前8,前10 |
有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 3 | 前9 |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前8,前10 |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10 |