集積回路工学

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 集積回路工学
科目番号 6E22 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械・電気システム工学専攻(電気電子工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 村上 秀樹

到達目標

半導体集積回路のデバイス、プロセス、回路について、基本的な事項を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
先端技術も含めた集積回路の概要の理解先端技術も含めた集積回路の概要が説明できる半導体デバイスプロセスおよび評価技術に関して説明できる半導体デバイス関連の基礎事項の定性的説明ができない
評価項目2

学科の到達目標項目との関係

JABEE B-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
バイポーラデバイス、MOSデバイス動作原理から、デバイス技術、プロセス技術、アナログ集積回路、関連評価技術について講義を行う。
授業の進め方・方法:
適宜補助教材を配付しながら講義をすすめる。本科の半導体工学の内容を踏まえ、それらの集積回路応用に重点を置いて講義を進める。 
注意点:
期末試験の成績に加え、レポートの提出状況、内容を加味し、総合的に評価し、60点以上を合格とする。60点未満の学生については、レポートで救済する。指定した教科書のページを事前に読んでおくこと

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 pn接合デバイスの動作原理 pn接合デバイスの動作原理について説明できる
2週 バイポーラトランジスタの動作原理 バイポーラトランジスタの動作原理について説明できる
3週 M/S接合の基礎事項 M/S接合の基礎事項について説明できる
4週 MOSダイオードの動作原理 MOSダイオードの動作原理について説明できる
5週 MOSトランジスタの動作原理 MOSトランジスタの動作原理について説明できる
6週 MOSトランジスタの静特性 MOSトランジスタの静特性の特徴について説明できる
7週 インバーター回路 インバーター回路の動作原理について説明できる
8週 増幅回路 増幅回路の動作原理について説明できる
4thQ
9週 MOSトランジスタの形成プロセスの概要 MOSトランジスタの形成プロセスの概要について説明できる
10週 MOSトランジスタの形成プロセスの各論 MOSトランジスタの形成プロセスの各論について説明できる
11週 先端プロセス技術の紹介 先端プロセス技術の紹介について説明できる
12週 半導体関連物性評価技術 半導体関連物性評価技術について説明できる
13週 半導体関連物性評価技術 半導体関連物性評価技術について説明できる
14週 集積回路技術 集積回路技術について説明できる
15週 集積回路技術 集積回路技術について説明できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子工学電子の電荷量や質量などの基本性質を説明できる。3後1
エレクトロンボルトの定義を説明し、単位換算等の計算ができる。3後1
原子の構造を説明できる。3後1
パウリの排他律を理解し、原子の電子配置を説明できる。3後1
結晶、エネルギーバンドの形成、フェルミ・ディラック分布を理解し、金属と絶縁体のエネルギーバンド図を説明できる。3後1
金属の電気的性質を説明し、移動度や導電率の計算ができる。3後3
真性半導体と不純物半導体を説明できる。3後2
半導体のエネルギーバンド図を説明できる。3後2
pn接合の構造を理解し、エネルギーバンド図を用いてpn接合の電流―電圧特性を説明できる。3後2,後4
バイポーラトランジスタの構造を理解し、エネルギーバンド図を用いてバイポーラトランジスタの静特性を説明できる。3後2,後4
電界効果トランジスタの構造と動作を説明できる。3後5,後6,後7

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力4000010050
専門的能力4000010050
分野横断的能力0000000