到達目標
1.デジタル信号処理の基本的な特性を説明できる。
2.簡単なデジタルフィルタを構成できる。
3.FFT及びリアルタイムシステムについて説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | デジタル信号処理の基本的な特性を説明できる。 | デジタル信号処理の基本的な特性をある程度説明できる。 | デジタル信号処理の基本的な特性を説明できない。 |
評価項目2 | 簡単なデジタルフィルタを構成できる。 | 簡単なデジタルフィルタをある程度構成できる。 | 簡単なデジタルフィルタを構成できない。 |
評価項目3 | FFT及びリアルタイムシステムについて説明できる。 | FFT及びリアルタイムシステムについてある程度説明できる。 | FFT及びリアルタイムシステムについて説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
デジタル信号処理の基礎事項から解説し、ファイルデータを処理するプログラミングによるデータ処理の確認や音声帯域信号による信号処理の実際などの例も含めた講義を行う。リアルタイムでの信号処理など基本的な動作や処理は実際に確認する。実務経験のある教員による授業科目:この科目は企業でDSPを用いたセンシング応用機器開発の実務に従事した教員がその経験を活かして演習や講義を行うものである。
授業の進め方・方法:
講義を中心として、信号処理のデモンストレーションを用いながら解説を進める。課題により基本事項の確認と基礎力の充実を図る。また一部英語による課題資料や講義も取り入れる。講義では事前演習や課題などを課す。本科目は学修単位科目であるので、授業時間以外での学習が必要でありこれを課題として課す。
注意点:
本科目は学修単位であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。
学修単位科目は、15回の教室での学修に加え予習、復習及び課題に毎回取り組むこと。
評価基準:60点以上合格。再試験は該当者の希望により1度のみ行い、60点以上を合格とし評価は60点とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
デジタル信号処理の概要と特徴 |
デジタル信号処理の特徴を説明できる。
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2週 |
連続時間信号とシステム |
連続時間信号とシステムの構成について説明できる。
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3週 |
フーリエ級数とフーリエ変換 |
基礎事項の確認
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4週 |
標本化 |
標本化定理について説明できる。
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5週 |
離散時間信号 |
標本化後の信号の取扱いについて説明できる。
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6週 |
Z変換と逆Z変換 |
Z変換の定義を理解しその活用ができる。
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7週 |
差分方程式 |
差分方程式を書きその活用ができる。
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8週 |
デジタルフィルタ設計の基礎 |
理想フィルタの説明とインパルス応答の計算ができる。
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2ndQ |
9週 |
離散フーリエ変換と高速フーリエ変換 |
FFTで高速演算が可能なことを説明できる。
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10週 |
信号処理の応用 |
窓関数、実際の使用例を挙げて説明できる。
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11週 |
信号ファイルの処理(1) |
課題データにデジタルフィルタ処理を施し出力ファイルを示すことができる。
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12週 |
信号ファイルの処理(2) |
FFTのプログラムを活用して信号処理ができる。
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13週 |
DSPによるリアルタイム装置 |
リアルタイム信号処理の原理を説明できる。
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14週 |
リアルタイム信号処理 |
リアルタイム処理に配慮したプログラム例を説明できる。
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15週 |
学習諸項目のまとめ |
デジタル信号処理の主要な点について説明できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 20 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |