専攻科インターンシップ

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 専攻科インターンシップ
科目番号 6E27 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械・電気システム工学専攻(電気電子工学コース) 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 実習内容に関連する文献、資料など
担当教員 青野 雄太,平川 靖之,堺 研一郎,川上 雄士

到達目標

1.技術が社会に及ぼす影響・効果、技術者が社会に対して負っている責任を理解できる。
2.実験などを計画・遂行し、その結果を解析し、工学的に考察することができる。
3.該当分野の専門技術に関する知識を得て、それらを問題解決に応用することができる。
4.日本語による論理的な記述を行ったり、口頭発表や討議などを行うことができる。
5.自主的、継続的に学習することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術が社会に及ぼす影響・効果、技術者が社会に対して負っている責任を理解できる。技術が社会に及ぼす影響・効果、技術者が社会に対して負っている責任をある程度理解できる。技術が社会に及ぼす影響・効果、技術者が社会に対して負っている責任を理解できない。
評価項目2実験などを計画・遂行し、その結果を解析し、工学的に考察することができる。実験などを計画・遂行し、その結果を解析し、工学的に考察することがある程度できる。実験などを計画・遂行し、その結果を解析し、工学的に考察することができない。
評価項目3該当分野の専門技術に関する知識を得て、それらを問題解決に応用することができる。該当分野の専門技術に関する知識を得て、それらを問題解決に応用することがある程度できる。該当分野の専門技術に関する知識を得て、それらを問題解決に応用することができない。
評価項目4日本語による論理的な記述を行ったり、口頭発表や討議などを行うことができる。日本語による論理的な記述を行ったり、口頭発表や討議などを行うことがある程度できる。日本語による論理的な記述を行ったり、口頭発表や討議などを行うことができない。
評価項目5自主的、継続的に学習することができる。自主的、継続的に学習することがある程度できる。自主的、継続的に学習することができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
本学科と専攻科で学んだ工学的知識や技術が、実践的にどの程度応用できるかを、企業等におけるインターンシップで経験し、実践的技術者としての資質を高めることを目的とする。各学生は企業からの評価を受け、その結果を参考にして、学生の自己啓発および専攻科の教育改善を促す。
実務経験のある教員による授業科目:この科目は、実務を行っている企業の担当者が、その経験を活かして行う授業である。
授業の進め方・方法:
提示したインターンシップ受け入れ機関の中から、学生の希望と諸条件を考慮して、配属先の引き受け機関を決定する。実施時期は休業期間中の3週間以上を原則とする。企業や研究機関などにおいて実際の業務に従事する。担当教員は、学生の状況を把握するとともに、実施機関の引き受け責任者と連絡を密にする。学生は、インターンシップ終了後に報告書及び実施機関の引き受け責任者が記入・封印した評定書を提出する。
注意点:
複数のインターンシップ関連教員により次の割合で成績評価を行う。報告書20%、実施機関の評定書40%、報告会40%として総合的に成績評価を行う。具体的な評価項目、配点および評価基準については別途定める。
評価基準:60点以上を合格とする。
再試験は行わない。
令和2年度は新型コロナ感染症防止により実施しない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 企業での業務による
2週 企業での業務による
3週 企業での業務による
4週 企業での業務による
5週 企業での業務による
6週 企業での業務による
7週 企業での業務による
8週 企業での業務による
2ndQ
9週 企業での業務による
10週 企業での業務による
11週 企業での業務による
12週 企業での業務による
13週 企業での業務による
14週 企業での業務による
15週 企業での業務による
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力専門的能力の実質化インターンシップインターンシップ企業等における技術者の実務を理解できる。3前1
企業人としての責任ある仕事の進め方を理解できる。3前1
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を総合的に判断することの重要性を理解できる。3前1
企業における社会的責任を理解できる。3前1
企業活動が国内外で他社(他者)とどのような関係性を持つかを理解できる。3前1
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを理解できる。3前1
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができ、それを高めようと努力する姿勢をとることができる。3前1
コミュニケーション能力や主体性等の「技術者が備えるべき能力」の必要性を理解できる。3前1
実際の企業人等との仕事を通して自身のキャリアデザインを明確化することができる。3前1
社会経験をふまえ、企業においても自分が成長していくことが必要であることを認識できる。3前1
実務体験を企業や職種とのマッチングの場として考えて積極的な行動ができる。3前1
共同教育共同教育クライアント(企業及び社会)の要求に適合するシステムやプロセスを開発することができる。3前1
企画立案から実行するまでのプロセスを持続可能性の実現性を配慮して実行することができる。3前1
品質、コスト、効率、スピード、納期などに対する視点を持つことができる。3前1
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識・教養が、企業及び社会でどのように活用されているかを理解し、技術・応用サービスの実施ができる。3前1
地域や企業の現実の問題を踏まえ、その課題を明確化し、解決することができる。3前1
問題解決のために、最適なチームワーク力、リーダーシップ力、マネジメント力などを身に付けることができる。3前1
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などの必要性を理解できる。3前1
技術者として、生きる喜びや誇りを実感し、知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践創造的な活動を楽しむことを理解できる。3前1
技術者として、社会に対して有益な価値を提供するために存在し、社会の期待に十分応えられてこそ、存在の価値のあることを理解できる。3前1
企業人としても成長していく自分を意識し、継続的な自己研さんや学習が必要であることを理解できる。3前1
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 3前1
集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。3前1
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。3前1
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。3前1
学生であっても社会全体を構成している一員としての意識を持って、行動することができる。3前1
市民として社会の一員であることを理解し、社会に大きなマイナス影響を及ぼす行為を戒める。人間性・教養、モラルなど、社会的・地球的観点から物事を考えることができる。3前1
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3前1
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。3前1
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。3前1
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。3前1
法令を理解し遵守する。基本的人権について理解し、他者のおかれている状況を理解することができる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識している。3前1
法令を理解し遵守する。研究などで使用する、他者のおかれている状況を理解できる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識し、身近で起こる関連した情報や見解の収集に努めるなど、技術の成果が社会に受け入れられるよう行動できる。3前1
未来の多くの可能性から技術の発展と持続的社会の在り方を理解し、自らのキャリアを考えることができる。3前1
技術の発展と持続的社会の在り方に関する知識を有し、未来社会を考察することができるとともに、技術の創造や自らのキャリアをデザインすることが考慮できる。3前1
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3前1
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3前1
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセス理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しなければならないことを理解する。3前1
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセスを理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しデザインすることができる。3前1

評価割合

報告書実施機関の評定書報告会態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合204040000100
基礎的能力0000000
専門的能力204040000100
分野横断的能力0000000