画像工学

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 画像工学
科目番号 0014 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械・電気システム工学専攻(電気電子工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 教科書:佐藤 淳,コンピュータビジョン-視覚の幾何学-(コロナ社) 参考書:金谷健一,画像理解-3次元認識の数理-(森北出版),参考書:徐 剛,辻 三郎,3次元ビジョン(共立出版),参考書:出口光一郎,ロボットビジョンの基礎(コロナ社)
担当教員 黒木 祥光

到達目標

1. 様々な射影法とカメラモデルについて説明できる.
2. 様々なカメラにおける変換群について説明できる.
3. エピポーラ幾何について説明できる. 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1様々な射影法とカメラモデルについて説明できる.様々な射影法とカメラモデルについて示すことができる.様々な射影法とカメラモデルについて示すこともできない.
評価項目2 様々なカメラにおける変換群について説明できる. 様々なカメラにおける変換群について示すことができる. 様々なカメラにおける変換群について示すこともできない.
評価項目3エピポーラ幾何について説明できる.エピポーラ幾何について示すことができる.エピポーラ幾何について示すこともできない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
画像情報は単なるメディアの一つではなく,工学において,非常に重要な外部情報とみなすことが出来る.本科目では,2次元のデータであるディジタル画像と,3次元の実世界との対応関係,いわゆるコンピュータビジョンの基礎知識の習得を目的とする.
授業の進め方・方法:
コンピュータビジョンでは線形代数の知識が必須である.講義では出来る限り詳細かつ丁寧な説明を心掛けるので,ノートをしっかりとって欲しい.受講生には必要に応じて本科で学んだ線形代数,応用数学の復習を希望する.本科目は学修単位であるため,授業外学修として課題の提出を義務付ける. 
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 投影とカメラモデル 投影とカメラモデルについて説明できる.
2週 斉次座標と射影幾何(1) 斉次座標と射影幾何の基本的内容を説明できる.
3週 斉次座標と射影幾何(2) 斉次座標と射影幾何における消失点や非ユークリッド幾何学について説明できる.
4週 透視カメラと射影カメラ 透視カメラと射影カメラについて説明できる.
5週 弱透視カメラとアフィンカメラ 弱透視カメラとアフィンカメラについて説明できる.
6週 射影カメラにおける不変量 射影カメラにおける不変量について説明できる.
7週 アフィンカメラにおける不変量 アフィンカメラにおける不変量について説明できる.
8週 変換群 変換群について説明できる.
4thQ
9週 エピポーラ幾何とは エピポーラ幾何の概念を説明できる.
10週 一般化逆行列とラグランジュの未定乗数法 一般化逆行列とラグランジュの未定乗数法について説明できる.
11週 射影カメラのエピポーラ幾何 射影カメラのエピポーラ幾何について説明できる.
12週 アフィンカメラのエピポーラ幾何 アフィンカメラのエピポーラ幾何について説明できる.
13週 並進カメラのエピポーラ幾何 並進カメラのエピポーラ幾何について説明できる.
14週 校正済みカメラによる形状復元 校正済みカメラによる形状復元について説明できる.
15週 カメラの校正 カメラの校正について説明できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力400000040
分野横断的能力100000010