応用電磁気学

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 応用電磁気学
科目番号 0136 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械・電気システム工学専攻(電気電子工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 大木義路編「EEText電磁気学」オーム社
担当教員 掛橋 英典

到達目標

1.ベクトル解析の基本を理解できる
2.偏微分方程式を基礎とした電磁界の解法を理解できる
3.代表的な電磁気学の問題を影像法や仮想変位法等により解決できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ベクトル解析ベクトル解析に習熟しより高度な問題を解くことができるベクトル解析の基本問題を解くことができるベクトル解析の基本問題を解くことができない
偏微分方程式による電磁界の解法より高度な電磁界の問題を解くことができる基本的な電磁界の問題を解くことができる基本的な電磁界の問題を解くことができない
影像法や仮想変位法等による解法複雑な問題に解法を適用して解決できる基本的な問題に解法を適用して解くことができる基本的な問題を解くことができない

学科の到達目標項目との関係

JABEE D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科での電磁気学を修得した学生を対象に,より高度な電磁気学の入門として開講する。クーロンの法則,ガウスの法則などの基本法則からそれらの集大成であるマクスウェルの方程式までを例題を豊富にとりあげることにより理解を深める.
授業の進め方・方法:
主に板書により授業を進める。また、適宜、演習問題を配布し、それまでの講義の内容の復習を行う。
注意点:
期末の定期試験を100点法で行う。定期試験後再試を行うことがある。定期試験の点(70%)と課題(30%)で評価し60点以上を合格とする。本科目は学修単位であるので,授業時間以外での学習が必要であり,これを課題として課す。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ベクトル解析(内積・外積) ベクトルの積について計算できる
2週 ベクトル解析(微分・積分) ベクトルの微分・積分が計算できる
3週 ベクトル解析(発散) ベクトルの発散を計算できる
4週 ベクトル解析(回転) ベクトルの回転を計算できる
5週 ラプラス方程式 方程式を導出し諸問題を解くことができる
6週 ポアソン方程式 方程式を導出し諸問題を解くことができる
7週 電気影像法 電気影像法の考え方を理解できる
8週 電気影像法による諸計算 諸条件において影像法による解法を適用できる
4thQ
9週 誘電体 誘電体,境界条件に関する諸問題を解くことができる
10週 磁性体 磁性体,境界条件に関する諸問題を解くことができる
11週 仮想変位法 仮想変位法を理解することができる
12週 仮想変位法による諸量計算 仮想変位法を用いてエネルギー,力の問題を解くことができる
13週 マックスウエルの方程式 変位電流を理解しマックスウエルの方程式を説明できる
14週 波動方程式 波動方程式を導出でき,解の意味を理解できる.
15週 まとめ これまでのまとめと復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題演習合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000