到達目標
1. 様々な射影法とカメラモデルについて説明できる.
2. 様々なカメラにおける変換群について説明できる.
3. エピポーラ幾何について説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 様々な射影法とカメラモデルについて説明できる. | 様々な射影法とカメラモデルについて示すことができる. | 様々な射影法とカメラモデルについて示すこともできない. |
評価項目2 | 様々なカメラにおける変換群について説明できる. | 様々なカメラにおける変換群について示すことができる. | 様々なカメラにおける変換群について示すこともできない. |
評価項目3 | エピポーラ幾何について説明できる. | エピポーラ幾何について示すことができる. | エピポーラ幾何について示すこともできない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
画像情報は単なるメディアの一つではなく,工学において,非常に重要な外部情報とみなすことが出来る.本科目では,2次元のデータであるディジタル画像と,3次元の実世界との対応関係,いわゆるコンピュータビジョンの基礎知識の習得を目的とする.
授業の進め方・方法:
授業は配布プリントおよびスライドにて説明を終えた後,学生の主体的な学習を促すため,数名の班に分かれて与えられた課題に取り組んでもらう.受講生には必要に応じて本科で学んだ線形代数,応用数学の復習を希望する.本科目は学修単位であるため,授業外学修として課題の提出を義務付ける.
注意点:
履修にあたり,数学,特に線形代数と確率統計の知識を必要とする.
評価方法の詳細
期末試験100%として評価する.
本科目は学修単位であるので,授業時間以外での学修が必要であり,毎回の授業ごとの課題として課す.
課題は次回の授業までに提出すること.
未提出の課題がある学生は60点未満の評価とする.
評価基準:60点以上を修得とする.
再試験を行う.60点以上を合格(60点)とする.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
概要説明,投影とカメラモデル |
投影とカメラモデルについて説明できる.
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2週 |
斉次座標と射影幾何 |
斉次座標と射影幾何を説明できる.
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3週 |
線形代数の復習(1:線形部分空間と基底,線形変換) |
線形部分空間と基底、線形変換について説明できる.
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4週 |
線形代数の復習(2:行列式および核と像) |
行列式および核と像について説明できる.
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5週 |
透視カメラと射影カメラ |
透視カメラと射影カメラについて説明できる.
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6週 |
弱透視カメラとアフィンカメラ |
弱透視カメラとアフィンカメラについて説明できる.
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7週 |
変換群 |
群の公理と各種変換群について説明できる.
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8週 |
不変量 |
アフィン変換と射影変換の不変量について説明できる.
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4thQ |
9週 |
カメラモデルと不変量に関するまとめ |
カメラモデルと不変量に関するまとめ
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10週 |
エピポーラ幾何とは |
エピポーラ幾何の概念を説明できる.
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11週 |
Essential行列とFundamental行列 |
Essential行列とFundamental行列について説明できる.
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12週 |
F行列の求め方 |
F行列の求め方について説明できる.
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13週 |
アフィンカメラと並進カメラのエピポーラ幾何 |
アフィンカメラと並進カメラのエピポーラ幾何について説明できる.
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14週 |
校正済みカメラによる形状復元とカメラの校正 |
校正済みカメラによる形状復元およびカメラの校正について説明できる.
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15週 |
学力到達確認 |
試験の答案を受領し,各自の学力到達状況を確認する.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | その他の学習内容 | メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |