デジタル信号処理

College	Kurume College	Year	2018
Course Title	デジタル信号処理
Course Code	6S23	Course Category	Specialized / Elective
Class Format	Lecture	Credits	Academic Credit: 2
Department	機械・電気システム工学専攻（制御情報工学コース）	Student Grade	Adv. 1st
Term	First Semester	Classes per Week	2
Textbook and/or Teaching Materials	ディジタル信号処理　岩田彰　　コロナ社
Instructor	池田隆

１.デジタル信号処理の基本的な特性を説明できる。
２.簡単なデジタルフィルタを構成できる。
３.FFT及びリアルタイムシステムについて説明できる。

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	デジタル信号処理の基本的な特性を説明できる。	デジタル信号処理の基本的な特性をある程度説明できる。	デジタル信号処理の基本的な特性を説明できない。
評価項目2	簡単なデジタルフィルタを構成できる。	簡単なデジタルフィルタをある程度構成できる。	簡単なデジタルフィルタを構成できない。
評価項目3	FFT及びリアルタイムシステムについて説明できる。	FFT及びリアルタイムシステムについてある程度説明できる。	FFT及びリアルタイムシステムについて説明できない。

JABEE C-1 See

Outline:

デジタル信号処理の基礎事項から解説し、ファイルデータを処理するプログラミングによるデータ処理の確認や音声帯域信号による信号処理の実際などの例も含めた講義を行う。リアルタイムでの信号処理など基本的な動作や処理は実際に確認する。

Style:

講義を中心として、信号処理のデモンストレーションを用いながら解説を進める。課題により基本事項の確認と基礎力の充実を図る。また一部英語による課題資料や講義も取り入れる。講義では事前演習や課題などを課す。本科目は学修単位科目であるので、授業時間以外での学習が必要でありこれを課題として課す。

Notice:

再試験は１度のみ行い、60点以上を合格とし評価は6点とする。

			Theme	Goals
1st Semester
	1st Quarter
		1st	デジタル信号処理の概要と特徴	デジタル信号処理の特徴を説明できる。
		2nd	連続時間信号とシステム	連続時間信号とシステムの構成について説明できる。
		3rd	フーリエ級数とフーリエ変換	基礎事項の確認
		4th	標本化	標本化定理について説明できる。
		5th	離散時間信号	標本化後の信号の取扱いについて説明できる。
		6th	Z変換と逆Ｚ変換	Ｚ変換の定義を理解しその活用ができる。
		7th	差分方程式	差分方程式を書きその活用ができる。
		8th	デジタルフィルタ設計の基礎	理想フィルタの説明とインパルス応答の計算ができる。
	2nd Quarter
		9th	離散フーリエ変換と高速フーリエ変換	ＦＦＴで高速演算が可能なことを説明できる。
		10th	信号処理の応用	窓関数、実際の使用例を挙げて説明できる。
		11th	信号ファイルの処理（１）	課題データにデジタルフィルタ処理を施し出力ファイルを示すことができる。
		12th	信号ファイルの処理（２）	ＦＦＴのプログラムを活用して信号処理ができる。
		13th	DSPによるリアルタイム装置	リアルタイム信号処理の原理を説明できる。
		14th	リアルタイム信号処理	リアルタイム処理に配慮したプログラム例を説明できる。
		15th	学習諸項目のまとめ	デジタル信号処理の主要な点について説明できる。
		16th