到達目標
1.技術英文書を作成するときに必要となる単語の選択法,文の構成法について説明できる.
2.英文の技術論文,プロポーザル,仕様書,特許明細書等の標準的な作成法を説明できる.
3.正しい文法と単語の適切な選択および適切な構成により,英文アブストラクトを作成できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 技術英文書を作成するときに必要となる単語の選択,文の構成が正確にできる. | 技術英文書を作成するときに必要となる単語の選択,文の構成ができる. | 技術英文書を作成するときに必要となる単語の選択,文の構成ができない. |
評価項目2 | 英文の技術論文,プロポーザル,仕様書,特許明細書等の標準的な作成法を詳細に説明できる. | 英文の技術論文,プロポーザル,仕様書,特許明細書等の標準的な作成法を説明できる. | 英文の技術論文,プロポーザル,仕様書,特許明細書等の標準的な作成法を説明できない. |
評価項目3 | 正しい文法と単語の適切な選択および適切な構成により,高い基準の英文アブストラクトを作成できる. | 正しい文法と単語の適切な選択および適切な構成により,英文アブストラクトを作成できる. | 正しい文法と単語の適切な選択および適切な構成により,英文アブストラクトを作成できない. |
評価項目4 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
英文技術文書の読解とライティングは,グローバル社会における望ましい技術にとって求められる能力の一つである.この演習では,英文技術文書を作成するための実践的な基礎知識を例文等を用いて修得し,修得した知識を用いて,自身でよりよい英文技術文書を作成することを目的とする.
授業の進め方・方法:
まず,修得前の知識と経験により,アブストラクトを作成し,各自発表する.つぎに,教科書に沿って,単語の選択法,文法,文の構成法について説明する.さらに,技術論文,アブストラクトおよび特許明細書について,それぞれの作成法を説明する.特許明細書については,米国特許法の一部を説明する.最後に,本授業で習得した知識に基づき,最初に作成したアブストラクトを書き直し,内容とその考察について各自発表する.なお,教科書等の内容について,適宜,小テストを実施する.
注意点:
小テスト50%,発表と質疑応答を30%,アブストラクトの作成20%として評価する.
評価基準:60点以上を合格とする.
再試験は,実施しない.
英文アブストラクトと発表資料を作成するとともに、授業内容の予習復習に努めること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
アブストラクトの作成 |
授業前の知識と経験により,制限単語数以内のアブストラクトを各自作成することができる.
|
2週 |
文法,単語,数表現の誤り アブストラクトの発表(1) |
文法,単語,数表現の誤りを考察できる. 作成したアブストラクトの内容を説明できる.
|
3週 |
動詞の選択,パラグラフ,センテンスの構成 アブストラクトの発表(2) |
動詞の選択法およびパラグラフ,センテンスの構成法について説明できる. 作成したアブストラクトの内容を説明できる.
|
4週 |
句読点,名詞(数,冠詞)の使い方 アブストラクトの発表(3) |
句読点および名詞の使い方を説明できる. 作成したアブストラクトの内容を説明できる.
|
5週 |
主語,動詞,時制の選択 |
主語,動詞,時制の選択について説明できる.
|
6週 |
能動態,受動態,助動詞,前置詞の選択 |
能動態,受動態,助動詞,前置詞の選択について説明できる.
|
7週 |
to不定詞,動名詞,現在分詞,過去分詞の使い方 |
to不定詞,動名詞,現在分詞,過去分詞の使い方を説明できる.
|
8週 |
関係代名詞,関係副詞の使い方 |
関係代名詞,関係副詞の使い方を説明できる.
|
2ndQ |
9週 |
技術論文の作成法 |
技術論文の作成法を説明できる.
|
10週 |
アブストラクトの作成法(1) |
アブストラクトの作成法を説明できる.
|
11週 |
アブストラクトの作成法(2) |
アブストラクトの作成法を説明できる.
|
12週 |
特許明細書の作成法,米国特許法 |
特許明細書の作成法および米国特許法の概要を説明できる.
|
13週 |
アブストラクトの書き直しに関する発表(1) |
授業で習得した知識に基づき,自身で作成したアブストラクトをよりよい英語に書き直し,変更点を説明できる.
|
14週 |
アブストラクトの書き直しに関する発表(2) |
授業で習得した知識に基づき,自身で作成したアブストラクトをよりよい英語に書き直し,変更点を説明できる.
|
15週 |
アブストラクトの書き直しに関する発表(3) |
授業で習得した知識に基づき,自身で作成したアブストラクトをよりよい英語に書き直し,変更点を説明できる.
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 専門的能力の実質化 | PBL教育 | PBL教育 | 工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。 | 3 | |
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。 | 2 | |
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。 | 2 | |
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。 | 3 | |
各種の発想法や計画立案手法を用いると、課題解決の際、効率的、合理的にプロジェクトを進めることができることを知っている。 | 1 | |
各種の発想法、計画立案手法を用い、より効率的、合理的にプロジェクトを進めることができる。 | 1 | |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 英語のつづりと音との関係を理解できる。 | 3 | |
評価割合
| 小テスト | 発表と質疑応答 | アブストラクトの作成 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 30 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 25 | 15 | 10 | 50 |
専門的能力 | 25 | 15 | 10 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |