技術英語

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 技術英語
科目番号 7S09 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械・電気システム工学専攻(制御情報工学コース) 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 教科書:技術系英文ライティング教本,中山裕木子,日本能率協会マネジメントセンター
担当教員 小田 幹雄

到達目標

1.技術英文書を作成するときに必要となる単語の選択法,文の構成法について説明できる.
2.英文の技術論文,プロポーザル,仕様書,特許明細書等の標準的な作成法を説明できる.
3.正しい文法と単語の適切な選択および適切な構成により,英文アブストラクトを作成できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術英文書を作成するときに必要となる単語の選択,文の構成が正確にできる.技術英文書を作成するときに必要となる単語の選択,文の構成ができる.技術英文書を作成するときに必要となる単語の選択,文の構成ができない.
評価項目2英文の技術論文,プロポーザル,仕様書,特許明細書等の標準的な作成法を詳細に説明できる.英文の技術論文,プロポーザル,仕様書,特許明細書等の標準的な作成法を説明できる.英文の技術論文,プロポーザル,仕様書,特許明細書等の標準的な作成法を説明できない.
評価項目3正しい文法と単語の適切な選択および適切な構成により,高い基準の英文アブストラクトを作成できる.正しい文法と単語の適切な選択および適切な構成により,英文アブストラクトを作成できる.正しい文法と単語の適切な選択および適切な構成により,英文アブストラクトを作成できない.
評価項目4

学科の到達目標項目との関係

JABEE E-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英文技術文書の読解とライティングは,グローバル社会における望ましい技術にとって求められる能力の一つである.この演習では,英文技術文書を作成するための実践的な基礎知識を例文等を用いて修得し,修得した知識を用いて,自身でよりよい英文技術文書を作成することを目的とする.
授業の進め方・方法:
まず,修得前の知識と経験により,アブストラクトを作成し,各自発表する.つぎに,教科書に沿って,単語の選択法,文法,文の構成法について説明する.さらに,技術論文,アブストラクトおよび特許明細書について,それぞれの作成法を説明する.特許明細書については,米国特許法の一部を説明する.最後に,本授業で習得した知識に基づき,最初に作成したアブストラクトを書き直し,内容とその考察について各自発表する.なお,教科書等の内容について,適宜,小テストを実施する.
注意点:
小テスト50%,発表と質疑応答を30%,アブストラクトの作成20%として評価する.
評価基準:60点以上を合格とする.
再試験は,実施しない.
英文アブストラクトと発表資料を作成するとともに、授業内容の予習復習に努めること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 アブストラクトの作成 授業前の知識と経験により,制限単語数以内のアブストラクトを各自作成することができる.
2週 文法,単語,数表現の誤り
アブストラクトの発表(1)
文法,単語,数表現の誤りを考察できる.
作成したアブストラクトの内容を説明できる.
3週 動詞の選択,パラグラフ,センテンスの構成
アブストラクトの発表(2)
動詞の選択法およびパラグラフ,センテンスの構成法について説明できる.
作成したアブストラクトの内容を説明できる.
4週 句読点,名詞(数,冠詞)の使い方
アブストラクトの発表(3)

句読点および名詞の使い方を説明できる.
作成したアブストラクトの内容を説明できる.
5週 主語,動詞,時制の選択 主語,動詞,時制の選択について説明できる.
6週 能動態,受動態,助動詞,前置詞の選択 能動態,受動態,助動詞,前置詞の選択について説明できる.
7週 to不定詞,動名詞,現在分詞,過去分詞の使い方
to不定詞,動名詞,現在分詞,過去分詞の使い方を説明できる.
8週 関係代名詞,関係副詞の使い方 関係代名詞,関係副詞の使い方を説明できる.
2ndQ
9週 技術論文の作成法 技術論文の作成法を説明できる.
10週 アブストラクトの作成法(1) アブストラクトの作成法を説明できる.
11週 アブストラクトの作成法(2) アブストラクトの作成法を説明できる.
12週 特許明細書の作成法,米国特許法 特許明細書の作成法および米国特許法の概要を説明できる.
13週 アブストラクトの書き直しに関する発表(1) 授業で習得した知識に基づき,自身で作成したアブストラクトをよりよい英語に書き直し,変更点を説明できる.
14週 アブストラクトの書き直しに関する発表(2) 授業で習得した知識に基づき,自身で作成したアブストラクトをよりよい英語に書き直し,変更点を説明できる.
15週 アブストラクトの書き直しに関する発表(3) 授業で習得した知識に基づき,自身で作成したアブストラクトをよりよい英語に書き直し,変更点を説明できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

小テスト発表と質疑応答アブストラクトの作成合計
総合評価割合503020100
基礎的能力25151050
専門的能力25151050
分野横断的能力0000