コンピュータグラフィックス

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 コンピュータグラフィックス
科目番号 0067 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械・電気システム工学専攻(制御情報工学コース) 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:コンピュータグラフィックス編集委員会,コンピュータグラフィックス(CG-ARTS協会),参考書:荒屋真二,明解 3次元コンピュータグラフィックス(共立出版) ,参考書:今野晃市,3次元形状処理入門(サイエンス社)
担当教員 黒木 祥光

到達目標

1.3次元幾何変換と2次元への射影について説明できる.
2.ソリッドモデルなどの形状モデリングについて説明できる.
3.レンダリングの手法について説明できる.
4.アニメーションの手法について説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目13次元幾何変換と2次元への射影について説明できる.3次元幾何変換と2次元への射影について示すことができる.3次元幾何変換と2次元への射影について示すこともできない.
評価項目2ソリッドモデルなどの形状モデリングについて説明できる.ソリッドモデルなどの形状モデリングについて示すことができる.ソリッドモデルなどの形状モデリングについて示すこともできない.
評価項目3レンダリングの手法について説明できる.レンダリングの手法について示すことができる.レンダリングの手法について示すこともできない.
評価項目4アニメーションの手法について説明できる.アニメーションの手法について示すことができる.アニメーションの手法について示すこともできない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
人間にとって,映像から得る視覚情報は他の感覚器官からの情報に比べ,質・量ともにはるかに多い.コンピュータの処理能力の向上と相俟って,コンピュータグラフィックスは今後ますます多くの分野で使われるものと思われる.本科目では,コンピュータを用いた画像生成の基礎理論の習得を目的とする. 
授業の進め方・方法:
少人数での科目であるため,ゼミ形式にて授業を行う.担当者が発表する際,単なる手法の紹介ではなく,理論的な背景を出来る限り詳細かつ丁寧に説明して欲しい.本科目は学修単位である.発表資料の作成を授業外学修とみなす.
注意点:
履修にあたり,数学と画像工学の知識を必要とする.
評価方法の詳細
期末試験100%として評価する.ただし,未提出の課題がある学生は60点未満の評価とする.
(評価基準:60点以上を修得とする.)
再試験を行う.60点以上を合格(60点)とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 2次元および3次元の座標変換 2次元および3次元の座標変換について説明できる.
2週 射影幾何の復習 射影幾何について説明できる.
3週 ビューボリュームと投影 ビューボリュームと投影について説明できる.
4週 形状モデリング 形状モデリングについて説明できる.
5週 曲線・曲面の表現法(1):ファーガソン曲線,ベジエ曲線 ファーガソン曲線とベジエ曲線について説明できる.
6週 曲線・曲面の表現法(2):Bスプライン曲線 Bスプライン曲線について説明できる. 
7週 有理ベジエ曲線とNURBS曲線,曲面への拡張 有理ベジエ曲線とNURBS曲線,曲面への拡張について説明できる.
8週 ポリゴン曲面の表現 ポリゴン曲面の表現について説明できる.
4thQ
9週 隠面消去 隠面消去について説明できる.
10週 シェーディング シェーディングについて説明できる.
11週 大域照明モデル 大域照明モデルについて説明できる.
12週 マッピング(1) マッピングについて説明できる.
13週 マッピング(2) マッピングについて説明できる.
14週 カメラコントロールとアニメーション カメラコントロールとアニメーションについて説明できる.
15週 画像の色空間とハーフトーニング 画像の色空間とハーフトーニングについて説明できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力400000040
専門的能力500000050
分野横断的能力100000010