専攻科研究基礎

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 専攻科研究基礎
科目番号 0160 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 学修単位: 5
開設学科 機械・電気システム工学専攻(制御情報工学コース) 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 前期:6 後期:10
教科書/教材 テーマごとに指導教員が文献・資料を準備する。
担当教員 綾部 隆,丸山 延康,江崎 昇二,江頭 成人,黒木 祥光,熊丸 憲男,中野 明,松島 宏典,堺 研一郎,田中 諒,奥山 哲也,山本 郁,谷野 忠和,津田 祐輔,金城 博之

到達目標

1.自分の研究の目的や位置づけを理解することができる。
2.必要な知識・技術を自ら学習し,主体的かつ継続的に研究に取り組むことができ る。
3.学修した知識や技術を活用し、研究方法や実験方法を考案する基礎的な能力があ る。
4.結果を論理的に考察して問題点を分析し、与えられた制約の下で最良の解決策を見出す基礎的な能力がある。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自分の研究の目的や位置づけを理解することが適格にできる。 自分の研究の目的や位置づけを理解することができる。 自分の研究の目的や位置づけを理解することができない。
評価項目2必要な知識・技術を自ら適格に学習し,主体的かつ継続的に研究に取り組むことができる。必要な知識・技術を自ら学習し,主体的かつ継続的に研究に取り組むことができる。必要な知識・技術を自ら学習し,主体的かつ継続的に研究に取り組むことができない。
評価項目3学修した知識や技術を活用し、研究方法や実験方法を適格に考案する基礎的な能力がある。 学修した知識や技術を活用し、研究方法や実験方法を考案する基礎的な能力がある。 学修した知識や技術を活用し、研究方法や実験方法を考案する基礎的な能力がない。
評価項目4結果を論理的に考察して問題点を分析し、与えられた制約の下で最良の解決策を見出す十分な能力がある。 結果を論理的に考察して問題点を分析し、与えられた制約の下で最良の解決策を見出す基礎的な能力がある。 結果を論理的に考察して問題点を分析し、与えられた制約の下で最良の解決策を見出す基礎的な能力がない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
学修した情報工学とメカトロニクス技術、およびそれに関連した工学の知識や技術を総合し、指導教 員のもとで、ものづくりや情報処理、システムに関する研究開発を行う。先端技術にも対応でき、自 ら問題を分析して解決することができるエンジニアになるための基礎的な能力を養成する。この科目 では、総まとめ科目である「専攻科研究論」文の前準備として、自ら考えて研究を遂行するための基 礎能力、プレゼンテーション能力を養う。
授業の進め方・方法:
提示された研究題目の研究内容概要を読み、興味ある研究テーマを選択する。指導教員の承認を得た 後、1テーマにつき1名で配属が決定される。この科目で選んだ研究テーマは原則として、総まとめ 科目である専攻科研究論文のテーマと一致もしくは関係している。研究論文を作成し、口頭発表を行 う。研究論文の書式および発表形式などについては別途定める。
注意点:
指導教員を中心とした複数の評価教員で、研究内容および研究発表の評価を行う。指導教員による評価を60点、2人の評価教員による評価を40点として、100点満点で総合的に評価する。60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 指導教員との研究テーマに関する打ち合わせ
指導教員との研究テーマに関する打ち合わせが行える。
2週 指導教員との研究テーマに関する打ち合わせ
指導教員との研究テーマに関する打ち合わせが行える。
3週 研究テーマに関係した論文や文献の調査
研究テーマに関係した論文や文献の調査が行える。
4週 研究テーマに関係した論文や文献の調査
研究テーマに関係した論文や文献の調査が行える。
5週 研究テーマの問題点の分析と、研究目的の明確化
研究テーマの問題点の分析と、研究目的の明確化が行える。
6週 研究テーマの問題点の分析と、研究目的の明確化
研究テーマの問題点の分析と、研究目的の明確化が行える。
7週 研究目的に沿った研究計画の立案 研究目的に沿った研究計画の立案が行える。
8週 研究目的に沿った研究計画の立案 研究目的に沿った研究計画の立案が行える。
2ndQ
9週 解析法、データ処理、コンピュータシミュレーション法、実験方法の考案
解析法、データ処理、コンピュータシミュレーション法、実験方法の考案が行える。
10週 解析法、データ処理、コンピュータシミュレーション法、実験方法の考案
解析法、データ処理、コンピュータシミュレーション法、実験方法の考案が行える。
11週 プログラムの作成、実験機器の製作
プログラムの作成、実験機器の製作が行える。
12週 プログラムの作成、実験機器の製作
プログラムの作成、実験機器の製作が行える。
13週 解析法に基づいた計算、データ処理、コンピュータシミュレーション、実験の実施
解析法に基づいた計算、データ処理、コンピュータシミュレーション、実験の実施が行える。
14週 解析法に基づいた計算、データ処理、コンピュータシミュレーション、実験の実施

解析法に基づいた計算、データ処理、コンピュータシミュレーション、実験の実施が行える。
15週 解析結果、データ処理結果、コンピュータシミュレーション結果、実験結果の評価
解析結果、データ処理結果、コンピュータシミュレーション結果、実験結果の評価が行える。
16週
後期
3rdQ
1週 解析結果、データ処理結果、コンピュータシミュレーション結果、実験結果の評価
解析結果、データ処理結果、コンピュータシミュレーション結果、実験結果の評価が行える。
2週 問題点の分析と解決策の模索 問題点の分析と解決策の模索が行える。
3週 問題点の分析と解決策の模索 問題点の分析と解決策の模索が行える。
4週 方法・手法の改良や、新たな方法・手法の考案と実施
方法・手法の改良や、新たな方法・手法の考案と実施が行える。
5週 方法・手法の改良や、新たな方法・手法の考案と実施
方法・手法の改良や、新たな方法・手法の考案と実施が行える。
6週 解析結果、データ処理結果、コンピュータシミュレーション結果、実験結果の再評価と課題の分析
解析結果、データ処理結果、コンピュータシミュレーション結果、実験結果の再評価と課題の分析が行える。
7週 解析結果、データ処理結果、コンピュータシミュレーション結果、実験結果の再評価と課題の分析
解析結果、データ処理結果、コンピュータシミュレーション結果、実験結果の再評価と課題の分析が行える。
8週 研究結果のまとめと、「専攻科研究論文」への発展性への検討 研究結果のまとめと、「専攻科研究論文」への発展性への検討が行える。
4thQ
9週 研究結果のまとめと、「専攻科研究論文」への発展性への検討 研究結果のまとめと、「専攻科研究論文」への発展性への検討が行える。
10週 研究論文の作成 研究論文の作成が行える。
11週 研究論文の作成 研究論文の作成が行える。
12週 発表資料の作成
発表資料の作成が行える。
13週 発表資料の作成
発表資料の作成が行える。
14週 学内外での口頭発表
学内外での口頭発表が行える。
15週 学内外での口頭発表
学内外での口頭発表が行える。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力専門的能力の実質化PBL教育PBL教育工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。2前3,前4,後2,後3,後4,後5,後8,後9
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。2前3,前4,後2,後3,後4,後5,後8,後9
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。2前5,前6,後2,後3,後4,後5,後8,後9
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。2前5,前6,後2,後3,後4,後5,後8,後9
各種の発想法や計画立案手法を用いると、課題解決の際、効率的、合理的にプロジェクトを進めることができることを知っている。2前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
各種の発想法、計画立案手法を用い、より効率的、合理的にプロジェクトを進めることができる。2前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3前1,前2
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3前1,前2
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。3前1,前2
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。3前1,前2
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。3後10,後11,後12,後13,後14,後15
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。3後10,後11,後12,後13,後14,後15
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3後2,後3,後4,後5
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。3後2,後3,後4,後5
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3後10,後11
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。3後10,後11
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 3後10,後11,後12,後13,後14,後15
集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。3後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。3後10,後11,後12,後13,後14,後15
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。3後10,後11,後12,後13,後14,後15
学生であっても社会全体を構成している一員としての意識を持って、行動することができる。3後10,後11,後12,後13,後14,後15
市民として社会の一員であることを理解し、社会に大きなマイナス影響を及ぼす行為を戒める。人間性・教養、モラルなど、社会的・地球的観点から物事を考えることができる。3後10,後11,後12,後13,後14,後15
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3前11,前12,前13,前14
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。3前11,前12,前13,前14
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。3前11,前12,前13,前14
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。3前11,前12,前13,前14
法令を理解し遵守する。基本的人権について理解し、他者のおかれている状況を理解することができる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識している。3後10,後11,後12,後13,後14,後15
法令を理解し遵守する。研究などで使用する、他者のおかれている状況を理解できる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識し、身近で起こる関連した情報や見解の収集に努めるなど、技術の成果が社会に受け入れられるよう行動できる。3後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合06000040100
基礎的能力0000000
専門的能力06000040100
分野横断的能力0000000