産業財産権特論

Course Information

College Kurume College Year 2020
Course Title 産業財産権特論
Course Code 6C03 Course Category General / Elective
Class Format Lecture Credits Academic Credit: 2
Department 物質工学専攻(生物応用化学コース) Student Grade Adv. 1st
Term First Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 産業財産権標準テキスト 総合編(工業所有権情報・研修館(無償配布))
Instructor harada toyomitsu,原 信海 ,元村 直行

Course Objectives

1.産業財産権制度の基礎知識を習得する。
2.インターネットによる特許検索方法を習得する。
3.特許出願書類の作成方法を習得する。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1産業財産権制度の基礎知識を説明できる。産業財産権制度の基礎知識をおおむね説明できる。産業財産権制度の基礎知識を説明できない。
評価項目2インターネットによる特許検索ができる。インターネットによる特許検索がおおむねできる。インターネットによる特許検索ができない。
評価項目3特許出願書類が作成できる。特許出願書類がおおむね作成できる。特許出願書類が作成できない。

Assigned Department Objectives

JABEE A-2 See Hide
JABEE F See Hide

Teaching Method

Outline:
専攻科1年の必修科目「創造工学実験」と同時開講し、「実験」成果(新規性のあるものに限られる)を参考にして発明を考案し、その内容を明細書(模擬出願書類)にまとめる。また産業財産権制度
に関する知識の習得やインターネットでの技術情報の検索方法を同時に学習することにより、産業財産権制度を理解し、活用できる人材の育成を目的とする。
実務経験のある教員による授業科目:この科目は企業で強度設計を担当していた教員と永年弁理士として特許出願業務等を行ってきた教員と永年電気機器の設計開発および知的財産権の管理業務を行ってきた弁理士の教員が、その経験を活かして授業を行うものである。
Style:
産業財産権に関する講義と創造工学実験等でのアイデアを模擬出願書類にまとめる演習を中心として授業を行う。インターネットによる特許検索演習および明細書の作成演習は、外部講師(弁理士)に
より行う。発明報告会における評価は、科目担当教員により行う。
本科目は学修単位科目であるので、インターネットによる特許検索や発明内容の考案、検討および明細書の作成など、授業時間以外で相当量の学修が必要である。また発明内容は当然であるが、自ら考案した新規のものに限り、卒業研究や専攻科研究の内容は対象としない。
Notice:
定期試験40%、発明発表60%で評価する。再試験は行わない。
評価基準:60点以上を合格とする。
「事前学習についての情報」発明のアイデアの新規性について事前にJ-PlatPat等により調べておくこと。また発明の特許性については、次回の授業で弁理士の先生に質問できるよう質問内容をまとめておくこと。以上はアイデアの変更毎に行うこと。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 産業財産権制度1(ガイダンス(シラバス、明細書の例配布)) 産業財産権制度について説明できる。
2nd 産業財産権制度2
産業財産権の種類とそれぞれの概要について説明できる。
3rd 産業財産権の調査方法、インターネットによる特許検索演習1 インターネットによる基礎的な特許検索ができる。
4th 産業財産権の調査方法、インターネットによる特許検索演習2 インターネットによる詳細な特許検索ができる。
5th 商標権制度の概要と商標検索 商標権制度の概要を説明でき、商標検索ができる。
6th 産業財産権制度3、インターネットによる特許検索、アイデア考案演習1 特許の取得、維持について説明できる。アイデアの新規性をインターネットによる特許検索で検討できる。
7th 産業財産権制度4、アイデア考案演習2、中間報告会資料作成着手 国際特許の取得、維持について説明できる。アイデアの改良ができる。
8th アイデアまとめ、中間報告会資料作成 新規性のあるアイデアを発表会資料にまとめることができる。
2nd Quarter
9th 中間報告会 アイデアを特許にすることを念頭において、発表する。
10th 明細書の基礎的知識 明細書の要件を説明できる。
11th 明細書の実践的知識 明細書の様式、書き方を説明できる。
12th 明細書の作成方法 明細書を作成することができる。
13th 明細書の作成演習 弁理士の指導により、明細書を修正することができる。
14th 発明報告会 アイデアを具体化した特許を発表することができる。
15th 答案返却 試験結果を吟味し、不足の部分を認識し、今後の学習に役立てることができる。
16th

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal40600000100
基礎的能力400000040
専門的能力060000060
分野横断的能力0000000