生体物質化学

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 生体物質化学
科目番号 6C19 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学専攻(生物応用化学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 菅原二三男 監訳 マクマリー生物有機化学Ⅱ生化学編 丸善
担当教員 笈木 宏和

到達目標

1.生体内の代謝反応が酵素反応の組み合わせでできていることを理解する。
2.代謝反応により生体内でエネルギーが生じる仕組みを理解する。
3.各種生理活性物質の合成、分解メカニズムについて理解する。 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1生体内の代謝反応が酵素反応の組み合わせでできていることを理解し、説明できる。生体内の代謝反応が酵素反応の組み合わせでできていることを理解する。生体内の代謝反応が酵素反応の組み合わせでできていることを理解できない。
評価項目2代謝反応により生体内でエネルギーが生じる仕組みを理解し、説明できる。代謝反応により生体内でエネルギーが生じる仕組みを理解する。代謝反応により生体内でエネルギーが生じる仕組みを理解できない。
評価項目3各種生理活性物質の合成、分解メカニズムについて理解し、説明できる。各種生理活性物質の合成、分解メカニズムについて理解する。各種生理活性物質の合成、分解メカニズムについて理解できない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
生体物質を取り扱う技術者に必要な基礎的な生体物質の特性、機能および単離法、化学修飾について学び、工業への応用を身につける。
授業の進め方・方法:
講義形式にて行う。本科の生物応用化学科生物コースで学んでいた内容を基本として、生体有機物質の役割および代謝メカニズムについて学んでいく。コース毎に理解度の差が出ることが考えるため、相互に意見を交換しあったり、わからないことはきちんと質問して下さい。
第14週は学生の興味ある内容を中心に最新のトピックスについて講演を行います。
関連科目:生物有機化学II、代謝工学、機能性高分子
本科目は学修単位科目であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。 
注意点:
2回の試験結果(中間試験(45 %), 期末試験(45 %))およびレポート・復習テスト(10 %)により評価する。
 60点以上を合格とする。
 再試験は必要に応じて行う。
回によっては指定した教科書のページを事前に読んでおくこと

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 全体内容のガイダンスを行う
2週 糖の構造と分類、代謝 糖の構造と分類を学ぶ
3週 炭水化物の構造と分類、代謝 炭水化物の構造と分類を学ぶ
解糖系・TCA回路について学ぶ
4週 脂質の構造と分類 脂質の構造と分類を学ぶ
5週 脂質の代謝 脂質の分解、合成反応について学ぶ
6週 抗生物質 抗生物質の構造と分類を学ぶ
7週 アミノ酸の分類、代謝 アミノ酸の構造と分類を学ぶ
窒素代謝について学ぶ。
8週 内容のまとめ  全体内容の総まとめ
4thQ
9週 生理活性物質(ホルモン、神経伝達物質など) 生理活性物質の構造や作用メカニズムについて学ぶ
10週 医薬品 医薬品の構造や作用メカニズムについて学ぶ
11週 免疫 免疫の作用メカニズムについて学ぶ
12週 ビタミン ビタミンの構造や作用メカニズムについて学ぶ
13週 各種代謝反応 食品などの様々な代謝反応を学ぶ
14週 生体物質に関する最新トピックス 生体物質に関する最新トピックスについて講義を行う
15週 内容の総まとめ  全体内容の総まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力500000555
専門的能力400000545
分野横断的能力0000000