機能有機材料特論

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 機能有機材料特論
科目番号 6C21 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学専攻(生物応用化学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「ナノテクノロジーと有機材料」 服部憲治郎・山本靖 著 米田出版 
担当教員 津田 祐輔

到達目標

1.有機化学・物理化学・生物化学・高分子化学などの基礎知識を再確認する。
2.化学(科学)の機能有機材料への応用を知る。
3.最先端の機能有機材料に関する知識を身につける。 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1有機化学・物理化学・生物化学・高分子化学などの基礎知識を良く理解している。有機化学・物理化学・生物化学・高分子化学などの基礎知識を再確認した。有機化学・物理化学・生物化学・高分子化学などの基礎知識を再確認していない。
評価項目2化学(科学)の機能有機材料への応用を良く認識している。化学(科学)の機能有機材料への応用を知っている。化学(科学)の機能有機材料への応用を認識していない。
評価項目3最先端の機能有機材料に関する知識を良く身につける。 最先端の機能有機材料に関する知識を身につける。 最先端の機能有機材料に関する知識を身につけていない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
有機化学・物理化学・生物化学・高分子化学などの基礎知識に基づき,化学工業において広範に用いられている機能有機材料について見識を深め,化学の機能有機材料工学への応用について知る。特に
高専本科であまり学ぶ機会が少ない分野(油脂、界面化学材料、香料、化粧品、色素、印写、エレクトロニクス材料・医薬・農薬、有機ケイ素材料、有機フッ素材料)にも焦点をあてる。 
実務経験のある教員による授業科目:この科目は企業で機能有機材料の開発を担当していた教員が、その経験を活かし、機能有機材料の応用と最先端の有機機能材料について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
板書を中心とした講義形式だが、随所にパワーポイント教材、ビデオ教材を加える。
有機化学、高分子化学の復習も随所に加える。
本科目は学修単位科目であるので、授業時間以外での学修が必要であり、レポートを課題として課す
注意点:
(1)点数配分:中間試験50%、期末試験50%
(2)評価基準:60点以上を合格とする。
(3)再試:再試を行う。
(4)授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ナノテクノロジーと有機化合物(1)  ナノテクノロジーと有機化合物に関して理解している
2週 ナノテクノロジーと有機化合物(2)  炭素資源と有機化合物に関して理解している
3週 油脂と界面化学材料(1)  油脂とその応用に関して理解している
4週 油脂と界面化学材料(2)  界面活性剤の基礎と応用を理解している
5週 香料・化粧品(1)  香料の基礎と応用を理解している
6週 香料・化粧品(2)  化粧品の基礎と応用を理解している
7週 色素材料(1)  染料の基礎と応用を理解している
8週 色素材料(2)  顔料の基礎と応用を理解している
4thQ
9週 印写材料(1)  写真フィルムの基礎と応用を理解している
10週 印写材料(2)  各種印刷法と有機機能材料の応用を理解している
11週 有機エレクトロニクス材料(1)  半導体リソグラフィーと有機機能材料の応用を理解している
12週 有機エレクトロニクス材料(2)  各種ディスプレイに関する有機機能材料の応用を理解している
13週 有機エレクトロニクス材料(3)  各種ディスプレイに関する有機性有機色素の応用を理解している
14週 医薬・農薬(1)  医薬に関する有機機能材料の応用の概略を理解している
15週 医薬・農薬(2)  農薬に関する有機機能材料の応用の概略を理解している
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力400000040
専門的能力400000040
分野横断的能力200000020