触媒材料化学

Course Information

College Kurume College Year 2020
Course Title 触媒材料化学
Course Code 6C26 Course Category Specialized / Elective
Class Format Lecture Credits Academic Credit: 2
Department 物質工学専攻(生物応用化学コース) Student Grade Adv. 1st
Term First Semester Classes per Week 前期:2
Textbook and/or Teaching Materials 触媒化学-基礎から応用まで(田中庸裕他、講談社)、基礎からわかる機器分析(加藤正直他、森北出版)
Instructor 清長 友和

Course Objectives

1.触媒特性の3要素について説明できる。
2.金属触媒と酸化物触媒などの違いについて説明できる。
3.光触媒の反応機構について説明できる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1触媒特性の3要素の概要を理解し、活用できる。触媒特性の3要素の概要を理解し、説明できる。触媒特性の3要素の概要を理解できない。
評価項目2金属触媒と酸化物触媒などの違いについて理解し、活用できる。金属触媒と酸化物触媒などの違いを理解し、説明できる。金属触媒と酸化物触媒などの違いを理解できない。
評価項目3光触媒の反応機構を理解し、活用できる。光触媒の反応機構を理解し、説明できる。光触媒の反応機構を理解できない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
触媒は化学工業の根幹をなすものであり、環境・エネルギー・バイオなどをはじめとするあらゆる分野において、必要不可欠な材料である。また最近では、触媒という名前がついていながら、考え方が全く異なる学問分野として光触媒が台頭してきている。本講義ではこれら触媒・光触媒の調製方法、評価方法、作用機構に関する一般的な知識を学ぶとともに、化学全般にわたる多くの諸原理についても学習する。
実務経験のある教員による授業科目:この科目は企業で触媒開発を担当していた教員がその経験を生かし、触媒の調製やキャラクタリゼーション、触媒活性評価等の具体的な方法について、授業を行うものである。
Style:
教科書以外に参考資料を配布し、ゼミ形式で講義を進める。
本科目は学修単位科目であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。
また、与えられた課題について各自の発表を課す。
関連科目:物理化学、材料化学、材料物性学、電気化学。 
Notice:
(1)到達目標に記載した項目の基礎的な内容の理解度、およびその活用度を評価基準とする。 
(2)定期試験70%、課題30%として評価し、60点以上を合格とする。
(3)再試験は実施しない。
(4)本科目は学修単位科目であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。授業後に毎回宿題を課すので、次回に小レポートとして提出すること。
(5)事前学習として、指定した教科書のページを事前に読んでおくこと。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 触媒と触媒反応 触媒と触媒反応について理解するとともに、触媒特性の3要素を説明できる。
2nd 触媒性能を左右する因子 金属触媒および酸化物触媒における触媒性能を左右する因子について説明できる。
3rd 光触媒性能を左右する因子 光触媒性能を左右する因子について説明できる。
4th 酸塩基触媒 酸塩基触媒について説明できる。
5th 触媒・光触媒の調製方法 触媒・光触媒の調製方法について説明できる。
6th 触媒・光触媒のキャラクタリゼーション(1) 構造・電子状態を調べる方法を説明できる。
7th 触媒・光触媒のキャラクタリゼーション(2) 吸着種や反応中間体を調べる方法を説明できる。
8th 触媒・光触媒のキャラクタリゼーション(3) 触媒・光触媒の形状を観察する方法を説明することができる。
2nd Quarter
9th 触媒・光触媒のキャラクタリゼーション(4) 複数の手法を組み合わせることで様々な解析を行うことができることを説明できる。
10th 活躍する光触媒(1) 酸化チタン光触媒について、その詳細を説明できる。
11th 活躍する光触媒(2) 色素増感型太陽電池について、その詳細を説明できる。
12th 活躍する触媒(1) 多孔性触媒について、説明できる。
13th 活躍する触媒(2) ヘテロポリ酸や金属ナノ粒子触媒等のナノ構造触媒について、説明できる。
14th 活躍する触媒(3) 環境触媒について、説明できる。
15th 活躍する触媒(4) 燃料電池触媒について、説明できる。
16th

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal70000300100
基礎的能力3000015045
専門的能力3000010040
分野横断的能力100005015