分子生物学

Course Information

College Kurume College Year 2020
Course Title 分子生物学
Course Code 7C12 Course Category Specialized / Elective
Class Format Lecture Credits Academic Credit: 2
Department 物質工学専攻(生物応用化学コース) Student Grade Adv. 2nd
Term First Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 分子生物学講義中継part1 井出利憲著 羊土社、基礎講義遺伝子工学Ⅰ 山岸明彦著 東京化学同人、基礎講義遺伝子工学Ⅱ 深見希代子・山岸明彦編 東京化学同人
Instructor 中嶌 裕之

Course Objectives

1.DNA分子の構造と機能とを理解し、説明できる。
2.生殖の意味を遺伝学の立場から理解できる。
3.生物の分類について理解できる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
DNA分子の構造、機能の理解DNA分子構造を説明でき、その機能について理解しているDNA分子の構造の説明はできる。機能について部分的に理解しているDNAの構造及び機能について理解できていない
生殖の遺伝学的理解無性生殖・有性生殖の理解ができており、生殖による遺伝子の保存についても理解している無性・有性生殖について違いは理解できている生殖様式について理解できていない
生物の分類の理解生物の分類について理解できている原核生物と真核生物との違いは理解できている生物の分類について理解できていない

Assigned Department Objectives

JABEE C-1 See Hide

Teaching Method

Outline:
生体の機能を分子レベルで理解するために、遺伝及びその周辺の生命現象を分子の観点から学習する。すなわち、「分子遺伝学」を基軸に「細胞生物学」及び「発生生物学」の基礎的な内容を理解する。
Style:
作成したプリントを基に講義を進める。前半は、生物の系統分類を中心に生物の概要を解説し、後半は、遺伝子の分子生物学を中心に講義する。
Notice:
専攻科1年後期の「生体機能分子学」の受講を前提として進める。本科目は、学修単位科目であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。
定期試験(期末試験)の100%で評価し、60点以上を合格とする。必要に応じて再試験を行う。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 生物の分類Ⅰ ホイッタカーの五界説について説明できる
2nd 生物の分類Ⅱ 生物の系統分類について説明できる
3rd 生物の生殖方法 生物の無性生殖、有性生殖について説明できる
4th 生物の増殖 体細胞分裂と減数分裂について説明できる
5th 細胞周期と染色体 細胞周期の各時期について染色体の動向を含め説明できる
6th 遺伝学的基礎 核酸の構造、DNAの複製、転写・翻訳について説明できる
7th 遺伝子工学の原理Ⅰ:用いられる酵素 制限酵素、その他の酵素についてその名称と働きを説明できる
8th 遺伝子工学の原理Ⅱ:クローニングに用いるベクター プラスミドベクター、ファージベクターについて特徴、利用方法を説明できる
2nd Quarter
9th 遺伝子工学の原理Ⅲ:大腸菌の取扱い 大腸菌等宿主細胞について説明できる
10th PCR法 PCR法の原理と方法について説明できる
11th ライブラリー作製 ライブラリーの種類と違いについて説明できる
12th ハイブリッド形成法 ハイブリッドの形成法について説明できる
13th 遺伝学の解析 遺伝子の色々な解析方法について説明できる
14th 遺伝子発現の解析 遺伝子発現の解析法について説明できる
15th 遺伝子組換え植物 遺伝子組換え植物の作成方法とその利用法について説明できる
16th

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000