産業財産権特論

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 産業財産権特論
科目番号 0005 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学専攻(生物応用化学コース) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 産業財産権標準テキスト 総合編(工業所有権情報・研修館(無償配布))
担当教員 原田 豊満,原 信海,元村 直行

到達目標

1.産業財産権制度の基礎知識を習得する。
2.インターネットによる特許検索方法を習得する。
3.特許出願書類の作成方法を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1産業財産権制度の基礎知識を説明できる。産業財産権制度の基礎知識をおおむね説明できる。産業財産権制度の基礎知識を説明できない。
評価項目2インターネットによる特許検索ができる。インターネットによる特許検索がおおむねできる。インターネットによる特許検索ができない。
評価項目3特許出願書類が作成できる。特許出願書類がおおむね作成できる。特許出願書類が作成できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
専攻科1年の必修科目「創造工学実験」と同時開講し、「実験」成果を参考にして発明を考案し、そ
の内容を明細書(模擬出願書類)にまとめる。また産業財産権制度に関する知識の習得やインターネ
ットでの技術情報の検索方法を同時に学習することにより、産業財産権制度を理解し、活用できる人
材の育成を目的とする。
授業の進め方・方法:
産業財産権に関する講義と創造工学実験でのアイデア等を模擬出願書類にまとめる演習を中心として
授業を行う。インターネットによる特許検索演習および明細書の作成演習は、外部講師(弁理士)に
より行う。発明報告会における評価は、科目担当教員、外部講師により行う。
本科目は学修単位科目であるので、インターネットによる特許検索や明細書の作成など、授業時間以
外での学修が必要である。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 産業財産権制度1 産業財産権制度について説明できる。
2週 産業財産権制度2
産業財産権の種類とそれぞれの概要について説明できる。
3週 産業財産権の調査方法、インターネットによる特許検索演習1 インターネットによる基礎的な特許検索ができる。
4週 産業財産権の調査方法、インターネットによる特許検索演習2 インターネットによる詳細な特許検索ができる。
5週 商標権制度の概要と商標検索 商標権制度の概要を説明でき、商標検索ができる。
6週 産業財産権制度3、アイデア考案演習1 特許の取得、維持について説明できる。アイデアを考案できる。
7週 産業財産権制度4、アイデア考案演習2 国際特許の取得、維持について説明できる。アイデアの新規性調査、アイデアの改良ができる。
8週 インターネットによる特許検索、アイデアまとめ 考案したアイデアの新規性を吟味し、新規性のあるアイデアをまとめる。
2ndQ
9週 中間報告会 アイデアを特許にすることを念頭において、発表する。
10週 明細書の基礎的知識 明細書の要件を説明できる。
11週 明細書の実践的知識 明細書の様式、書き方を説明できる。
12週 明細書の作成方法 明細書を作成することができる。
13週 明細書の作成演習1 弁理士の指導により、明細書を修正することができる。
14週 明細書の作成演習2 弁理士の指導により、明細書を修正することができる。
15週 発明報告会 アイデアを具体化した特許を発表することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力専門的能力の実質化PBL教育PBL教育工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。3
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。2
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。2
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。3
各種の発想法や計画立案手法を用いると、課題解決の際、効率的、合理的にプロジェクトを進めることができることを知っている。1
各種の発想法、計画立案手法を用い、より効率的、合理的にプロジェクトを進めることができる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合1501500000300
基礎的能力50500000100
専門的能力50500000100
分野横断的能力50500000100