創造工学実験

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 創造工学実験
科目番号 0186 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学専攻(生物応用化学コース) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 前期:6
教科書/教材 これまでの創造工学実験報告書(製本もしくはHPに掲載している)と文献検索(インターネット、JSTなど)・特許検索(特許庁ホームページ)など。
担当教員 津田 祐輔

到達目標

1.自主的にテーマを企画立案しプロポーザルにまとめることができる。
2.立案したテーマを実施するために、必要な情報の収集、実験準備を自主的に行うことができ、かつ、継続して実施することができる。
3.成果をプレゼンテーション、報告書(必要に応じて特許)にまとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自主的にテーマを企画立案しプロポーザルにまとめることができる助言を受けて自主的にテーマを企画立案しプロポーザルにまとめることができる自主的にテーマを企画立案しプロポーザルにまとめることができない
評価項目2立案したテーマを実施するために、必要な情報の収集、実験準備を自主的に行うことができ、かつ、継続して実施することができる助言を得て立案したテーマを実施するために、必要な情報の収集、実験準備を自主的に行うことができ、かつ、継続して実施することができる立案したテーマを実施するために、必要な情報の収集、実験準備を自主的に行うことができ、かつ、継続して実施することができない
評価項目3成果をプレゼンテーション、報告書(必要に応じて特許)に,高品質なレベルでまとめることができる成果をプレゼンテーション、報告書(必要に応じて特許)にまとめることができる成果をプレゼンテーション、報告書(必要に応じて特許)にまとめることができない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
与えられた研究テーマではなく、自主的にテーマを企画立案し、創造的かつ継続的に実施し、プレゼンテーション、報告書(必要に応じて特許)にまとめることができる能力の育成
チームとしてディスカッションできる能力の育成
授業の進め方・方法:
教員はアドバイスをするに留め、企画・立案、実験器材・材料の発注(教員、技術職員の補助で)、
実験、まとめ、(特許作成)まで学生の自主性に任せる。実験を行うにあたっては事前に当該分野に
習熟している教員、技術職員のアドバイスを受ける。
注意点:
必要物品の発注は,担当教員に依頼すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション(プロポーザル、進捗報告会、最終発表会、報告書など) この実験の進め方について理解し,自主性が重要であることを理解する
2週 プロポーザル作成のためのディスカッション、調査、アドバイス 大まかなテーマ企画のイメージをつかむ
3週 プロポーザル作成のためのディスカッション、調査、アドバイス テーマ企画のために必要な調査ができる
4週 プロポーザルの提出及び説明、生物応用化学プログラム関係教職員への公開 テーマ企画をプレゼンできる
5週 進捗報告会(1);ディスカッション、アドバイス 進捗報告をして,ディスカッションし,アドバイスを理解してテーマ遂行に生かす
6週 進捗報告会(2);ディスカッション、アドバイス 進捗報告をして,ディスカッションし,アドバイスを理解してテーマ遂行に生かす
7週 進捗報告会(3);ディスカッション、アドバイス 進捗報告をして,ディスカッションし,アドバイスを理解してテーマ遂行に生かす
8週 進捗報告会(4);ディスカッション、アドバイス 進捗報告をして,ディスカッションし,アドバイスを理解してテーマ遂行に生かす
2ndQ
9週 進捗報告会(5);ディスカッション、アドバイス 進捗報告をして,ディスカッションし,アドバイスを理解してテーマ遂行に生かす
10週 進捗報告会(6);ディスカッション、アドバイス 進捗報告をして,ディスカッションし,アドバイスを理解してテーマ遂行に生かす
11週 進捗報告会(7);ディスカッション、アドバイス 進捗報告をして,ディスカッションし,アドバイスを理解してテーマ遂行に生かす
12週 進捗報告会(8);ディスカッション、アドバイス 進捗報告をして,ディスカッションし,アドバイスを理解してテーマ遂行に生かす
13週 プレゼンテーション これまでの,実験結果をプレゼンテーションにまとめ,発表できる
14週 報告書まとめ これまでの,実験結果を報告書にまとめる
15週 報告書提出 これまでの,実験結果を報告書にまとめ,推敲して提出する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。3
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。3
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。3
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。3
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。3
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。3
法令を理解し遵守する。基本的人権について理解し、他者のおかれている状況を理解することができる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識している。2
法令を理解し遵守する。研究などで使用する、他者のおかれている状況を理解できる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識し、身近で起こる関連した情報や見解の収集に努めるなど、技術の成果が社会に受け入れられるよう行動できる。2
技術の発展と持続的社会の在り方に関する知識を有し、未来社会を考察することができるとともに、技術の創造や自らのキャリアをデザインすることが考慮できる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセス理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しなければならないことを理解する。3
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセスを理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しデザインすることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合02504502595
基礎的能力01002001040
専門的能力01002001040
分野横断的能力05050515