概要:
中学生を含む低学年に対して材料工学に興味を抱くような実験テーマを学生自身で立案し、その実験の計画作成、スケジュール化、実験の遂行、結果評価を各自の判断で行い、自主性、創造性、調査能力、行動力、プレゼン能力およびチームによる実験演示能力の向上を目的とする。
授業の進め方・方法:
演示実験のテーマは学生自身で立案し、
・4月上旬に計画書の作成と説明会
・6月中旬に進捗状況に関する中間報告会
・9月下旬に成果報告会
を実施する。
内容によって8月の一日体験入学においてチームによる演示実験を課す場合がある。
実施内容の選定に関しては主として専攻科研究基礎の指導教員が加わるが、各学生が自主性をもって計画的に取り組むことを基本とする。
注意点:
報告書50%、発表50%として、発表は材料工学科の全教員で評価する。
報告書の評価項目: ・実験への取り組み ・計画性 ・事前調査 ・創意工夫発表の評価項目と基準: ・発表態度 ・構成 ・取り組み ・発表スライド ・質疑応答
上記項目に対する達成度を評価基準とし、100点満点で60点以上を合格とする。
再評価: 原則実施しないが、再実験を課す場合がある。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 材料物性 | 金属の一般的な性質について説明できる。 | 5 | 前2,前3 |
X線回折法を用いて結晶構造の解析に応用することができる。 | 5 | 前3,前5 |
分野別の工学実験・実習能力 | 材料系分野【実験・実習能力】 | 材料系【実験実習】 | 実験・実習の目標と心構えを理解し実践できる。 | 5 | 前1,前2,前3,前4,前5,前7,前8,前9,前10 |
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し実践できる。 | 5 | 前1,前2,前3,前4,前5,前7,前8,前9,前10 |
レポートの書き方を理解し、作成できる。 | 5 | 前12 |
金属材料実験、機械的特性評価試験、化学実験、分析実験、電気工学実験などを行い、実験の準備、実験装置および実験器具の取り扱い、実験結果の整理と考察ができる。 | 5 | 前2,前3,前6,前7,前11 |
X線回折装置などを用いて、物質の結晶構造を解析することができる。 | 5 | 前3,前6 |
光学顕微鏡や電子顕微鏡などで材料を観察し、組織について評価することができる。 | 5 | 前3,前6 |
硬さ試験機や万能試験機などを用いて、材料の強度特性を評価できる。 | 5 | 前3,前6 |
分析機器を用いて、成分などを定量的に評価をすることができる。 | 5 | 前3,前6 |
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭での説明またはプレゼンテーションができる。 | 5 | 前7,前8,前9,前10,前12,前13,前14,前15 |