到達目標
1.工業製品にどの様な表面処理が利用されているか判断できる
2.表面処理する目的,方法,利点を理解する
3.必要な特性に対して,どの表面処理を施すとよいのか判断できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 工業製品にどのような表面処理が利用されているか判断できる | 表面処理を利用している工業製品を挙げることができる | 表面処理を利用している工業製品を挙げることができない |
評価項目2 | 表面処理を行う目的,方法,利点を理解する | 表面処理の利点を理解する | 表面処理の利点を理解できない |
評価項目3 | 必要な特性に対して,最適な表面処理技術を提案できる | 必要な特性に対して,表面処理技術を提案できる | 必要な特性に対して,表面処理技術を提案できない |
学科の到達目標項目との関係
JABEE B-1
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JABEE B-2
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教育方法等
概要:
様々な分野で利用されている表面処理技術を知り,その表面処理の目的・方法・利点を理解する
実務経験のある教員による授業科目:企業において各種表面処理鋼板の研究・開発に従事していた教員により,実際の研究・開発と学問との関連性も含めて行うものである。
授業の進め方・方法:
プロジェクターを利用して,講義を進める。スクリーンに映す画像は印刷して配布する。
本科目は学修単位科目であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。
この科目は,以下に示す科目と関連しており,事前に十分な理解が得られるよう復習しておくこと。
化学,基礎材料化学,材料化学,物理化学,電気化学
注意点:
(1)点数配分:期末試験100%
(2)評価基準:60点以上を合格とする
(3)再試:再試は必要に応じて行う
(4)学修単位:本科目は学修単位であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す
(5)提出を指示したレポートを1つでも未提出の場合は単位修得を認めない
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ウェットプロセス,ドライプロセス |
表面処理技術を分類できる
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2週 |
電気めっき |
電気めっきの原理を理解し,電解条件の多様性を知る
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3週 |
無電解めっき |
無電解めっきの原理を理解でき,操業変数を知る
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4週 |
陽極酸化,電解研磨,化成処理 |
電解プロセスの応用例を理解する
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5週 |
電鋳 |
電解プロセスの応用例をりかいする
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6週 |
電着塗装 |
下地と層として利用される電着塗装の原理を理解する
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7週 |
エッチング,ゾルーゲル,カラーリング |
ウエットプロセスの応用例を理解する
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8週 |
表面処理膜の機能(装飾,防食,機械的特性,電気的特性,熱的特性,接合特性,光的特性) |
表面処理により得られる機能つについて理解する
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4thQ |
9週 |
物理蒸着(PVD) |
物理蒸着の原理,応用例を理解する。
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10週 |
化学蒸着(CVD),溶射 |
化学蒸着,溶射の原理,応用例を理解する
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11週 |
溶融めっき |
溶融めっきプロセスの原理を理解し,その成膜機構について理解する。
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12週 |
浸炭,窒化 |
浸炭,窒化の原理,応用例を理解する
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13週 |
表面焼入れ |
表面焼入れの原理を理解し,そのメリットを知る
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14週 |
生物模倣(バイオミメティクス) |
生物が有する機能を表面処理で再現する方法,応用例を理解する
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15週 |
航空・宇宙機器への応用 |
航空・宇宙機器に求められる表面処理技術を理解する
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |