分子機能化学

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 分子機能化学
科目番号 7M11 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学専攻(材料工学コース) 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「マテリアルサイエンス有機化学第2版」伊與田正彦・横山泰・西長亨 著(東京化学同人) 参考図書:「人工光合成」石谷治・野崎浩一・石田斉 著(三共出版)、他
担当教員 宮本 久一,黒飛 敬

到達目標

1.分子化学の基礎と超分子化学に関する知識を身につけることができる。
2.人工物質と天然物質の観点から分子化学についての知識を身につけることができる。
3.最先端の分子化学に関する知識を身につけることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機能性有機分子や超分子化学について説明できる。機能性有機分子や超分子化学について理解できる。機能性有機分子や超分子化学について理解していない。
評価項目2人工物質と天然物質に関する分子化学について説明できる。人工物質と天然物質に関する分子化学について理解できる。人工物質と天然物質に関する分子化学について理解していない。
評価項目3最先端の分子化学について説明できる。最先端の分子化学にについて理解できる。最先端の分子化学について理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
有機・高分子合成や超分子化学の手法により新しい有機分子・高分子ならびにそれらの集合体を創出し、既存の材料を凌駕する機能を開拓する分子化学について学習する。前半は機能性有機分子や超分子化学に焦点をあてる。後半は分子機械や炭素物質など、それぞれの最先端の分野に焦点を当てる。
授業の進め方・方法:
板書を中心とした講義形式だが、パワーポイント教材も加える。本科目は学修単位科目であるので、授業時間外での学修が必要であり、レポートを課題として課す。
注意点:
(1)点数配分:中間試験及び期末試験60%(試験の配分は中間試験50%、期末試験50%)、課題40%を目安として、これらを総合的に評価する。
(2)評価基準:60点以上を合格とする。
(3)必要に応じて再試験を行う。
(4)授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。
諸注意 次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 導入と説明 分子機能化学で習得する内容の概略を理解する。
2週 分子化学の基礎 分子化学の基礎を理解し、説明できる。
3週 分子の構造と反応性 分子の構造と反応性について理解し、説明できる。
4週 機能性有機分子 機能性有機分子について理解する。
5週 有機導電体 有機導電体について理解する。
6週 超分子化学 超分子化学について理解する。
7週 分子認識化学 分子認識化学について理解する。
8週 前半まとめ 分子機能化学の前半内容の理解度を確認する。
4thQ
9週 分子機械 分子機械について理解する。
10週 生体分子 生体分子について理解する。
11週 分子触媒 分子触媒について理解する。
12週 炭素物質 炭素物質について理解する。
13週 エネルギー変換 分子素子を用いたエネルギー変換について理解する。
14週 人工光合成 人工光合成について理解する。
15週 まとめ/有機分子の展望 分子機能化学の内容の理解度を確認する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力2000001030
専門的能力3000002050
分野横断的能力1000001020