概要:
実際に使用される材料は様々な要求があり,材料はその用途に応じて組織を変化させなければならない.金属材料の様々な組織制御法の概要と理論を学ぶ.
授業の進め方・方法:
プリントを用いた講義を行う.また,与えられた課題について各自の発表を課す,
組織制御法は,本科で学習した金属材料学,融体加工学,塑性加工学等の知識が必要であるので,各自が復習しておくことが望ましい.本科目は学習単位であるので,授業時間以外での学習が必要であり,これを課題として課す.
注意点:
組織制御法は,本科で学習した金属材料学,融体加工学,塑性加工学等の知識が必要であるので,各自が復習しておくことが望ましい.本科目は学習単位であるので,授業時間以外での学習が必要であり,これを課題として課す.
評価方法
達成目標機記載された項目について主な評価基準とする.
定期試験(中間試験,期末試験)で評価し,60点以上で合格とする.
再試験は全範囲で一度のみ実施する.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 金属材料 | 炭素鋼の状態図を用いて標準組織および機械的性質を説明できる。 | 3 | 前1 |
炭素鋼の焼なましと焼ならしについて冷却速度の違いに依存した機械的性質の変化を説明できる。 | 3 | 前1,前7 |
炭素鋼の恒温変態(T.T.T.)曲線と連続冷却変態(C.C.T.)曲線の読み方とこれらの相違を説明できる。 | 3 | 前1,前7 |
炭素鋼の焼入れの目的と得られる組織、焼入れによる機械的性質の変化を説明できる。 | 3 | 前1,前7 |
焼入れた炭素鋼の焼戻しの目的とその過程に関する知識を活用し、焼入れ焼き戻しによる機械的性質の変化を説明できる。 | 3 | 前7 |
合金鋼の状態図の読み方を利用して炭化物の種類や析出挙動を説明できる。 | 3 | 前1,前7 |
合金鋼の添加元素と機械的性質に関する知識を利用して、合金鋼の用途を選択できる。 | 3 | 前1,前7 |
状態図を用いて、鋳鉄の性質および組織について説明できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6 |
純銅の強度的特徴、物理的、化学的性質について説明できる。 | 1 | 前11,前12,前13,前14 |
黄銅や青銅について、その成分および特徴を理解し、適切な合金を応用できる。 | 1 | 前11,前12,前13,前14 |
アルミニウムの強度的特徴、物理的・化学的性質について説明できる。 | 3 | 前8,前9,前10,前14 |
鋳造用・展伸用アルミニウムについて、その成分や熱処理による組織学的変化の観点から適切な合金を応用できる。 | 3 | 前8,前9,前10,前14 |