応用情報処理演習

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 応用情報処理演習
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学専攻(材料工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 テキスト,教材等は使用しない。必要時に資料を配布する。 
担当教員 岩田 憲幸

到達目標

1.情報技術に関する基礎知識の習得と応用ができる
2.データ解析ができる
3.インターネット上のX線構造データを取得し、可視化できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報技術に関する基礎知識を習得し、かつ、応用することができる。情報技術に関する基礎知識の習得している。 情報技術に関する基礎知識を習得していない。
評価項目2基本的なデータの解析ができ、かつ必要となるデータ解析手法を自ら考え、実行できる。基本的なデータ解析ができる。基本的なデータ解析ができない。
評価項目3インターネット上のX線構造データを取得・可視化でき、かつ、応用することができる。インターネット上のX線構造データを取得し、可視化できる。インターネット上のX線構造データを取得し、可視化できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
 無数の実験データの統計解析や実験結果の視覚化などはコンピュータの得意分野であるが、ユーザー側の活用法によってはその機能が十分発揮できない場合がある。また、インターネット上にはX線結晶構造をはじめとする多くのデーター蓄積がなされている。本講義では、コンピュータプログラム及び表計算ソフトを活用した実験データ解析法やビジネス文書作成技術・プレゼンテーション技法を中心にコンピュータ利用技術の習得を目指すとともに、インターネット上のデータベースからデータ
を取得し、可視化する技術の習得を目指す。 
授業の進め方・方法:
パソコンを利用した演習中心の講義形態で行う。各自でUSBメモリ等の記録メディアを準備すること。基本は、自己学習形式であり与えられた課題について計画的に遂行することが重要である。学習途中に成果発表としてプレゼンテーションを実施する場合がある。本科目は学修単位科目であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。 
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2週 データベースの基礎
3週 データベースの活用とデータ抽出
4週 行列と連立方程式
5週 統計と回帰分析
6週 微分積分と方程式の解法
7週 多変量解析の手法
8週 確認試験(1)
4thQ
9週 Excel-VBとマクロによる表計算の自動化
10週 補間法,外挿の注意
11週 連立1次方程式の解き方(クラメール,ガウス ジョルタン法)
12週 ラプラスの方程式の差分法による数値解析(伝熱の計算)
13週 可視化ソフト(RasMol,MOLEKEL,ORTEP)の活用
14週 ヘモグロビンの酸素運搬の構造理解と鎌状赤血球のメカニズ(Protein Data Bank)
15週 確認試験(2) 
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力400000040
専門的能力300000030
分野横断的能力300000030