到達目標
1.21世紀の国際社会の諸課題を,経済学的側面から,説明できる。
2.それら諸課題の解決方法を,授業内容にもとづき,説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | あなたは,「21世紀の国際社会の諸課題」を,必要な基礎知識を正しく使用することができ,論理的に(漢字や文法上の誤りなく)読み手に説明できている。 | あなたは,「21世紀の国際社会の諸課題」を,必要な基礎知識を誤りがあるものの使用することができ,漢字や文法上の誤りが含まれるものの読み手に説明できている。 | あなたは,「21世紀の国際社会の諸課題」を説明する際に,必要な基礎知識を正しく使用することができず,漢字や文法上の誤りが多いため,読み手に説明できていない。 |
評価項目2 | あなたは,「それら諸課題の解決方法」を,授業内容に正しくもとづき,論理的に(漢字や文法上の誤りなく)読み手に説明できている。 | あなたは,「それら諸課題の解決方法」を,一部誤りがあるものの授業内容にもとづき,漢字や文法上の誤りが含まれるものの,読み手に説明できている。 | あなたは,「それら諸課題の解決方法」を説明する際に,授業内容にもとづくことができず,読み手に説明できていない。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
「人間は社会的動物である」といわれるように,私たちは社会の中でしか生きることができません。そして,その社会の中で,今をあるいは未来をよりよく生きようとするなら,主体的に社会のことを知り,考え,働きかけなければなりません。
そこで本授業では,21世紀の様々な「社会」を知るにあたり,最も大きな単位となる「国際社会」を対象とし,「経済」の側面からアプローチしようと思います。今後も国際化がますます進展し,それに伴い日本の社会も影響を受けていくことを考えると,大きな見方で社会をとらえることが要求されると考えるからです。また,私たちの誰もが日々,経済活動をおこなっています。えっ,と思うかもしれませんが,人間が生きていることそのものが経済活動なのです。
私たちに最も身近なところから考えていくことが,国際社会を考えるうえで,大切な一歩となるでしょう。
授業の進め方・方法:
プリントにそって講義形式で進めます。単元・内容によって,グループワーク等を取り入れることもあります(受講者数にもよりますが)。
また,授業内容はかなり「専門的」ですから,復習はもちろん,予習も積極的に行って下さい。授業内容の理解を助けるために,参考となる情報(ソース)を適宜紹介しますので,こちらも積極的に参照して下さい。
注意点:
一般科目で系統的に学習してきた「地理学」,「歴史学」,「社会学」,「政治学・経済学」の知見がみなさんの理解を助けることになるでしょう。
また,授業で扱える内容は時間的制約からかなり限定されたものになるため,授業時間以外でもさまざまな学習活動を取り入れ,興味・関心をもつことが必要です。特に,新聞は毎日読んで欲しい「教材」です。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
序章 ガイダンス |
シラバスの内容をふまえ,本授業を受講する態度を身につけることができる。
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2週 |
第1章 グローバリゼーションの光と影① |
グローバリゼーションという概念を,インターナショナリゼーションとの相違をふまえ,説明できる。
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3週 |
第1章 グローバリゼーションの光と影② |
多国籍企業が推進するグローバリゼーションの諸相を説明できる。
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4週 |
第1章 グローバリゼーションの光と影③ |
地球市民意識に支えられたグローバリゼーションの諸相を説明できる。
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5週 |
第2章 地域主義の三つのシナリオ① |
地域主義の定義およびグローバリゼーションとの関係を説明できる。
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6週 |
第2章 地域主義の三つのシナリオ② |
三つのシナリオの概要,問題点および実現可能性の程度をそれぞれ説明できる。
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7週 |
第2章 地域主義の三つのシナリオ③ |
三つのシナリオの概要,問題点および実現可能性の程度をそれぞれ説明できる。
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8週 |
中間試験 |
これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できるているか,確認できる。
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4thQ |
9週 |
テスト返却と解説╱ 第3章 世界は80億の人口を支えられるか① |
到達目標の達成度を自己評価できる。╱ 世界人口の推移などから,人口問題の特徴を説明できる。
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10週 |
第3章 世界は80億の人口を支えられるか② |
耕地面積,穀物生産と人口との関係など,各種の統計資料を読み解き,食料問題の特徴を説明できる。
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11週 |
第3章 世界は80億の人口を支えられるか③ |
人間の開発行為と環境破壊との関係,「持続可能な発展」という概念を説明できる。
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12週 |
第3章 世界は80億の人口を支えられるか④ |
労働力移動の要因と影響,高齢化問題の特徴と影響を説明できる。
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13週 |
第4章 豊かさと貧しさ−地球世界の将来像−① |
従来の貧困概念とその問題点,新しい貧困概念を説明できるとともに,世界システムの構造的特徴を説明できる。
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14週 |
第4章 豊かさと貧しさ−地球世界の将来像−② |
20世紀の国民国家の形成過程の特徴をふまえ,冷戦構造解体後の民族紛争の特徴を説明できる。
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15週 |
第4章 豊かさと貧しさ−地球世界の将来像−③ |
積極的な「平和の条件」を説明できるとともに,自分自身でも「条件」を考えることができる。
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16週 |
テスト返却と解説 |
到達目標の達成度を自己評価できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |