情報処理

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 情報処理
科目番号 0040 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 配付プリント
担当教員 田中 康徳

到達目標

1.文献情報や特許情報の情報収集ができる。
2.EXCELを利用したデータ処理、化学に関する計算、統計処理ができること。
3.与えられた課題に対してPowerPointを利用したプレゼンテーションを行うことができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1文献情報や特許情報の情報収集ができ、さらに収集した情報を整理できる。文献情報や特許情報の情報収集ができる。文献情報や特許情報の情報収集ができない。
評価項目2EXCELを利用したデータ処理、化学に関する計算。また、どの処理を行えばよいか判断し、統計処理ができる。EXCELを利用したデータ処理、化学に関する計算、統計処理ができる。EXCELを利用したデータ処理、化学に関する計算、統計処理ができない。
評価項目3与えられた課題に対してPowerPointを利用したプレゼンテーションを理論的に行うことができる。与えられた課題に対してPowerPointを利用したプレゼンテーションを行うことができる。PowerPointを利用したプレゼンテーションを行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習教育到達目標 B-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 IT(情報技術)の急速な進展はメディアの状況を大きく変え、私たちと情報の関係は複雑多様になっている。情報化時代にいかにメディアと向き合い、情報を活用するかが大きな課題になり、メディアリテラシー、情報リテラシーへの関心が高まっている。このように,現在では,コンピュータの利用ができる能力に加え,情報そのものを,いろいろな手段を使って収集し,それらを選択・加工し,発信し,さらに蓄積していくことができることが必要である.本授業の目標は,コンピュータを使用し,情報を収集,加工,発信,蓄積ができることである。
授業の進め方・方法:
授業は情報処理センターで以下の授業計画の内容について講義および演習形式で行う.定期試験も含め、PCを利用して行う。また、プレゼンテーションも実施する。
注意点:
 1,2年次での「情報処理基礎」「情報処理」を基礎とするその応用的科目である.主としてMicrosoft社のWord,Excel,Power Pointを使用するが,基本的な使用方法は習得しているものとして講義を行うので,講義前に十分に利用法を復習しておくこと.また,授業中に修得した技術を利用して解くレポートを課す。さらにプレゼンテーションも実施するのでそれらの準備を十分にすること.なお,手書きのレポートは認めない.LMS(Blackboard)を利用するため、校内のネットワークを利用するためのID、パスワードを把握しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
情報の信頼性
情報とはなにか、情報の信頼性について説明できる。
2週 情報の収集1 インターネットを利用して学術情報の検索ができる。
3週 情報の収集2 インターネットを利用して特許情報の検索ができる。
特許情報を整理してパテントマップを作成することができる。
4週 EXCELの基礎1 EXCELの基本操作ができる。
5週 IF関数とグラフ IF関数を使った条件判定ができる。
データに適したグラフを作成できる。
6週 LOOKUP関数 LOOKUP関数を使用できる。
7週 求積 EXCELを利用して、複雑な関数の面積を求めることができる。
8週 【前期中間試験】
2ndQ
9週 反応速度 反応速度式をもとに、化学の濃度が逐次計算できる。
10週 統計 EXCELを利用してデータの簡単な統計処理ができる。
データをもとに、いくつかの検定ができる。
11週 プレゼンテーション1 プレゼンテーションをするに当たっての心構え、資料の作成法を知る。
12週 PowerPointの基礎 PowerPointの基本操作ができる。
13週 PowerPointの基礎2 PowerPointを利用して様々な図が作成できる。
14週 プレゼンテーション2 与えられた課題に対してプレゼンテーションを実施できる。
15週 【前期末試験】
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
インターネットの仕組みを理解し、実践的に使用できる。3
情報セキュリティの必要性、様々な脅威の実態とその対策について理解できる。3
数値計算の基礎が理解できる3
コンピュータにおける初歩的な演算の仕組みを理解できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合502000300100
基礎的能力30100020060
専門的能力2000010030
分野横断的能力010000010