生物資源工学

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 生物資源工学
科目番号 0051 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 ブルース 有機化学概説第2版;PaulaY.Bruice著/化学同人
担当教員 伊原 伸治

到達目標

1.生物を構成する分子ついて説明できる.
2.生物を構成する物質と資源物質の関係について理解し,説明できる.
3.生物資源物質の利用について理解し,説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1生物を構成する分子の基本的性質をその構造と対応させて説明できる.生物を構成する分子の基本的性質について説明できる.生物を構成する分子の基本的性質について説明できない.
評価項目2炭水化物,アミノ酸,ペプチド,脂質,核酸と資源物質の関係について構造と対応させて理解し,説明できる.炭水化物,アミノ酸,ペプチド,脂質,核酸と資源物質の関係について理解し,説明できる.炭水化物,アミノ酸,ペプチド,脂質,核酸と資源物質の関係について理解し,説明できない.
評価項目3生物資源物質の利用について理解し,例をあげて説明できる.生物資源物質の利用について理解し,説明できる.生物資源物質の利用について理解し,説明できない.

学科の到達目標項目との関係

学習教育到達目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
化学と工業の発展により,人類は生活や文化等の分野で大きな恩恵を受けてきた.しかし,化学と工業の発展を支えてきたエネルギー源であり,多くの製品の原料となる石油資源について,環境破壊や地球温暖化等の負の側面や,産出量の減少など,様々な問題が顕在化しつつある.このような背景の中で,再生産可能な資源である生物資源の重要性は今後ますます大きくなると思われる. 生物資源とは木質資源,様々な生体由来の抗生物質などがあり,これらを用いた新たな技術や産業が検討されている.ここでは,生物資源物質とどのような物質なのかを理解し,生物資源を用いた新素材,新技術の開発などを学び,その重要性を理解することを目標とする.
授業の進め方・方法:
授業は基本的に講義の形式をとる。
授業内容は授業計画に示す通りである.
注意点:
2年生の化学、生物、3年生の有機化学1、生物化学、生物工学基礎、4年生の有機化学2を基礎とする科目であることから、これらの科目の理解度が低い学生は、これらの科目の理解度を十分にあげておく必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
生体分子と生物資源物質

生体分子と生物資源物質について理解す る
2週 生体分子(炭水化物)と生物資源工学 (1) 生体資源物質としての炭水化物を理解す る
3週 生体分子(炭水化物)と生物資源工学 (2) 生体資源物質としての炭水化物を理解す る
4週 生体分子(アミノ酸、ペプチド、タンパ ク質)と生物資源工学(1) 生体資源物質といてのアミノ酸、ペプチ ド、タンパク質を理解する
5週 生体分子(アミノ酸、ペプチド、タンパ ク質)と生物資源工学(2) 生体資源物質といてのアミノ酸、ペプチ ド、タンパク質を理解する
6週 生体分子(脂質)と生物資源工学(1) 生体資源物質としての脂質を理解する
7週 生体分子(脂質)と生物資源工学(2) 生体資源物質としての脂質を理解する
8週 中間試験
4thQ
9週 中間試験の返却と解説
生体分子(核酸)と生物資源工学(1)
中間テストの範囲の内容で理解不足であ ったところ(テストで明確化されたとこ ろ)の内容を正確に理解する。
生体資源物質としての核酸を理解する
10週 生体分子(核酸)と生物資源工学(2) 生体資源物質としての核酸を理解する
11週 生体分子と生物資源工学(1) 生体資源物質としての医薬品を理解する
12週 生体分子と生物資源工学(2) 生体資源物質としての医薬品を理解する
13週 生物資源(バイオマス)(1) バイオマスの分類、バイオマスの化学構 造、バイオマスの利用を理解する
14週 生物資源(バイオマス)(2) バイオマスの分類、バイオマスの化学構 造、バイオマスの利用を理解する
15週 期末試験
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000