工業英語

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 工業英語
科目番号 0066 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 担当教員より配布するプリント
担当教員 近藤 満

到達目標

1.化学に関する英文の読み方・訳し方・文法に慣れ,工業英語に親しみ,理解力を高める。
2.化学に関する専門用語や研究論文で使用される表現を習得する。
3.数式や化合物について正しく読むことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 化学に関する英文を正しく読み,わかりやすい日本語で表現することができる 化学に関する英文を読み,日本語で表現することができる 化学に関する英文を正しく読むことができず,日本語で表現できない
評価項目2 化学に関する専門用語や研究論文で使用される表現を習得し,さらに,日本語を英訳できる 化学に関する専門用語や研究論文で使用される表現を習得できている 化学に関する専門用語や研究論文で使用される表現を習得できていない
評価項目3 数式や化合物について,正しく読むことができ,正しい発音や綴りができる 数式や化合物について,正しく読むことができる 数式や化合物について,正しく読むことができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-3 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英語で書かれた論文や原著を読むことで読解力を養うことである。化学に関する専門用語や研究論文で使用される表現を習得し,化学に関する研究論文を読解するための基礎的な能力を身につける。この科目は企業で海外とのプロジェクトを担当していた教員が、その経験を活かし専門用語の英語による表現について講義、発表形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
担当を決め,和訳を行ないながら,専門用語や表現について紹介します。化合物や数式の読み方や綴りについても習得できるよう授業中に小課題を与えます。また、事前・事後学習としてレポートを課す。
注意点:
卒業研究と関連のある論文等,英論文に目を通しておくのが望ましい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 工業英語の概要 基礎的な専門用語(単語)について,和訳・英訳ができる。
2週 研究論文の理解(1) Overview for SCF applicationについて和訳できる。
3週 研究論文の理解(2) Overview for SCF applicationについて理解する。
4週 研究論文の理解(3) Fluid choices in SFEについて理解する。
5週 研究論文の理解(4) 英文で書かれた単体の状態図や物性について理解する。
6週 研究論文の理解(5) SC-CO2 extraction for the fractionation of citrus oilについて理解する。
7週 研究論文の理解(6) SFRについて理解する。
8週 【後期中間試験】
2ndQ
9週 研究論文の理解(7) SFEについて簡潔に要約できる。
10週 研究論文の理解(8) Simulation, SFRについて簡潔に要約できる。
11週 研究論文で使用される表現の理解(1) 英文で表現された結果をグラフで表現することができる。
12週 研究論文で使用される表現の理解(2) 英文中のグラフを英文で簡潔に表現することができる。
13週 研究論文で使用される表現の理解(3) 数字,数式などを正しく読むことができる。
14週 研究論文で使用される表現の理解(4) 数字,数式などを英語で正しく綴ることができる。
15週 【学年末試験】
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前13,前14
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前13,前14
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000100100
基礎的能力200000020
専門的能力7000010080
分野横断的能力0000000