到達目標
1.20世紀後半のアジア地域の歴史を,大きな枠組みと流れの中で,説明できる。
2.21世紀の国際社会の諸課題を,歴史的側面から,説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | あなたは,「20世紀後半のアジア地域の歴史」を,大きな枠組みと流れの中で,必要な基礎知識を正しく使用することができ,論理的に(漢字や文法上の誤りなく)読み手に説明できている。 | あなたは,「20世紀後半のアジア地域の歴史」を,大きな枠組みと流れの中で,必要な基礎知識を誤りがあるものの使用することができ,漢字や文法上の誤りが含まれるものの読み手に説明できている。 | あなたは,「20世紀後半のアジア地域の歴史」を,大きな枠組みと流れの中で説明する際に,必要な基礎知識を正しく使用することができず,漢字や文法上の誤りが多いため,読み手に説明できていない。 |
評価項目2 | あなたは,「21世紀の国際社会の諸課題」を,必要な基礎知識を正しく使用することができ,論理的に(漢字や文法上の誤りなく)読み手に説明できている。 | あなたは,「21世紀の国際社会の諸課題」を,必要な基礎知識を誤りがあるものの使用することができ,漢字や文法上の誤りが含まれるものの読み手に説明できている。 | あなたは,「21世紀の国際社会の諸課題」を説明する際に,必要な基礎知識を正しく使用することができず,漢字や文法上の誤りが多いため,読み手に説明できていない。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
「人間は社会的動物である」といわれるように,私たちは社会の中でしか生きることができません。そして,その社会の中で,今をあるいは未来をよりよく生きようとするなら,主体的に社会のことを知り,考え,働きかけなければなりません。
そこで本授業では,21世紀の様々な「社会」を知るにあたり,最も大きな単位となる「国際社会」を対象とし,「歴史」の側面からアプローチしようと思います。今後も国際化がますます進展し,それに伴い日本の社会も影響を受けていくことを考えると,大きな見方で社会をとらえることが要求されると考えるからです。また,どのような社会であれ,必ず歴史的過程を経て成立するわけですから,その過程を考察することで現在をよりよく理解することができるからです。
私たちに最も身近なところから考えていくことが,国際社会を考えるうえで,大切な一歩となるでしょう。
授業の進め方・方法:
プリントにそって講義形式で進めます。単元・内容によって,グループワーク等を取り入れることもあります(受講者数にもよりますが)。
また,授業内容はかなり「専門的」ですから,復習はもちろん,予習も積極的に行って下さい。授業内容の理解を助けるために,参考となる情報(ソース)を適宜紹介しますので,こちらも積極的に参照して下さい。
注意点:
一般科目で系統的に学習してきた「地理学」,「歴史学」,「社会学」,「政治学・経済学」の知見がみなさんの理解を助けることになるでしょう。
また,授業で扱える内容は時間的制約からかなり限定されたものになるため,授業時間以外でもさまざまな学習活動を取り入れ,興味・関心をもつことが必要です。特に,新聞は毎日読んで欲しい「教材」です。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
序章 ガイダンス |
シラバスの内容をふまえ,本授業を受講する態度を身につけることができる。
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2週 |
序章 戦後世界の出発 |
第二次世界大戦の性格と冷戦体制の構造について説明できる。
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3週 |
第1章 中華人民共和国の成立 |
中華人民共和国の成立過程と「二つの中国」について説明できる。
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4週 |
第2章 朝鮮半島と分断国家 |
冷戦体制下での朝鮮戦争の過程および影響を説明できる。
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5週 |
第3章 東南アジアの国民国家① |
冷戦体制下での東南アジア諸国の独立を説明できる。
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6週 |
第3章 東南アジアの国民国家② |
冷戦体制下での東南アジア諸国の独立を説明できる。
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7週 |
第4章 西アジアの国民国家 |
冷戦体制下での西アジア諸国の独立を説明できる。
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8週 |
中間試験 |
これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できるているか,確認できる。
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2ndQ |
9週 |
テスト返却と解説╱第5章 第三勢力の形成 |
到達目標の達成度を自己評価できる。╱第三勢力の形成とその現代史的意義を説明できる。
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10週 |
第6章 中ソ対立と文化大革命① |
中ソ対立と文化大革命までにいたる過程を説明できる。
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11週 |
第6章 中ソ対立と文化大革命② |
文化大革命の歴史的意義およびその後の中国の歴史を説明できる。
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12週 |
第7章 1960年代以降の朝鮮半島 |
朝鮮戦争以降の朝鮮半島の歴史を説明できる。
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13週 |
第8章 1960年代以降の東南アジア① |
1960年代以降の東南アジアの歴史を説明できる。
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14週 |
第8章 1960年代以降の東南アジア② |
ベトナム戦争の過程および歴史的意義を説明できる
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15週 |
第9章 1960年代以降の西アジア |
中東戦争の過程と影響,およびパレスティナ問題の現状を説明できる。
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16週 |
テスト返却と解説 |
到達目標の達成度を自己評価できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地歴 | 日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。 | 3 | |
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。 | 3 | |
地歴・公民 | 今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。 | 3 | |
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |