概要:
IT(情報技術)の急速な進展はメディアの状況を大きく変え、私たちと情報の関係は複雑多様になっている。情報化時代にいかにメディアと向き合い、情報を活用するかが大きな課題になり、メディアリテラシー、情報リテラシーへの関心が高まっている。このように,現在では,コンピュータの利用ができる能力に加え,情報そのものを,いろいろな手段を使って収集し,それらを選択・加工し,発信し,さらに蓄積していくことができることが必要である.本授業の目標は,コンピュータを使用し,情報を収集,加工,発信,蓄積ができることである。
また、近年の情報化に伴い、化学や生物を専門とする人でもセキュリティの知識をもっておくことが必要となっているため、情報セキュリティの基本についても教授し、演習を実施する。
授業の進め方・方法:
授業は情報処理センターで以下の授業計画の内容について講義および演習形式で行う.定期試験も含め、すべてPCを利用して行う。また、情報セキュリテイに関する演習およびプレゼンテーションも実施する。
注意点:
1,2年次での「情報処理基礎」「情報処理」を基礎とするその応用的科目である.主としてMicrosoft社のWord,Excel,Power Pointを使用するが,基本的な使用方法は習得しているものとして講義を行うので,講義前に十分に利用法を復習しておくこと.また,時間外学習として授業中に修得した技術を利用して解くレポートを課す。さらにプレゼンテーションも実施するのでそれらの準備を十分にすること.なお,手書きのレポートは認めない.LMSとしてBlackboardを利用するため、校内のネットワークを利用するためのID、パスワードを把握しておくこと。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 前1 |
インターネットの仕組みを理解し、実践的に使用できる。 | 3 | |
情報セキュリティの必要性、様々な脅威の実態とその対策について理解できる。 | 3 | |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 3 | |
数値計算の基礎が理解できる | 3 | |
コンピュータにおける初歩的な演算の仕組みを理解できる。 | 3 | |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 3 | 前10,前11,前12 |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 3 | 前10,前11,前12 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 3 | 前10,前11,前12 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 3 | 前10,前11,前12 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 前2 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 前3 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | 前1 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | 前13 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | 前13 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | 前13,前14 |