到達目標
19世紀後半から20世紀前半までの世界の歴史を,必要なキーワードを用いて,大きな枠組みと流れの中で説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | あなたは,「19世紀後半から20世紀前半までの世界の歴史」を,必要なキーワードを「正しく」用いて,論理的に(漢字や文法上の誤りなく),概略,読み手に説明できている。 | あなたは,「19世紀後半から20世紀前半までの世界の歴史」を,必要なキーワードを「最低限」用いて,漢字や文法上の誤りが含まれるものの,概略,読み手に説明できている。 | あなたは,「19世紀後半から20世紀前半までの世界の歴史」を,必要なキーワードを「最低限」用いることができず,漢字や文法上の誤りが多いため,概略,読み手に説明できていない。 |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
「人間は社会的動物である」といわれるように,私たちは社会の中でしか生きることができません。そして,その社会の中で,今をあるいは未来をよりよく生きようとするなら,主体的に社会のことを知り,考え,働きかけなければなりません。
そこで本授業では,21世紀の様々な「社会」を知るにあたり,最も大きな単位となる「国際社会」を対象とし,「歴史」の側面からアプローチしようと思います。今後も国際化がますます進展し,それに伴い日本の社会も影響を受けていくことを考えると,大きな見方で社会をとらえることが要求されると考えるからです。また,どのような社会であれ,必ず歴史的過程を経て成立するわけですから,その過程を考察することで現在をよりよく理解することができるからです。
私たちに最も身近なところから考えていくことが,国際社会を考えるうえで,大切な一歩となるでしょう。
授業の進め方・方法:
配付資料(プリント)・パワーポイントを用いた講義形式で進めます。単元・内容によって,映像資料(DVD)を活用したりグループワークを取り入れたりすることもあります(受講者数にもよりますが)。
また,授業内容はかなり「専門的」なので,事前・事後学習も主体的に取り組んでください。授業内容の理解を助けるために,参考となる情報(ソース)を適宜紹介しますので,こちらも積極的に参照してください。
注意点:
一般科目で系統的に学習してきた「地理学」,「歴史学」,「社会学」,「政治学・経済学」の知見がみなさんの理解を助けることになるでしょう。
また,授業で扱える内容は時間的制約からかなり限定されたものになるため,授業時間以外でもさまざまな学習活動を取り入れ,興味・関心をもつことが必要です。特に,新聞は毎日読んで欲しい「教材」です。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
はじめに ガイダンス |
シラバスの内容をふまえ,歴史を学ぶ「意味」について,探求する態度を身につけることができる。
|
2週 |
第1節 帝国主義と列強の展開 |
19世紀後半から20世紀初めまでの欧米諸国の情勢をふまえ,帝国主義時代の世界の動向と社会の特質を,必要なキーワードを身につけ,概略,説明できる。
|
3週 |
第2節 世界分割と列強対立 |
19世紀後半から20世紀初めまでの欧米諸国の情勢をふまえ,帝国主義時代の世界の動向と社会の特質を,必要なキーワードを身につけ,概略,説明できる。
|
4週 |
第3節 アジア諸国の改革と民族運動① |
世界市場の形成を背景にしたヨーロッパ諸国のアジア進出に対するアジア諸国の対応を,19世紀のアジアの特質をふまえ,必要なキーワードを身につけ,概略,説明できる。
|
5週 |
第3節 アジア諸国の改革と民族運動② |
世界市場の形成を背景にしたヨーロッパ諸国のアジア進出に対するアジア諸国の対応を,19世紀のアジアの特質をふまえ,必要なキーワードを身につけ,概略,説明できる。
|
6週 |
第4節 第一次世界大戦とロシア革命① |
世界市場の形成を背景にしたヨーロッパ諸国のアジア進出に対するアジア諸国の対応を,19世紀のアジアの特質をふまえ,必要なキーワードを身につけ,概略,説明できる。
|
7週 |
第4節 第一次世界大戦とロシア革命② |
世界市場の形成を背景にしたヨーロッパ諸国のアジア進出に対するアジア諸国の対応を,19世紀のアジアの特質をふまえ,必要なキーワードを身につけ,概略,説明できる。
|
8週 |
中間試験 |
これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できるているか,確認できる。
|
2ndQ |
9週 |
第5節 ヴェルサイユ体制下の欧米諸国 |
第一次世界大戦の影響,および戦間期の欧米諸国における情勢を,必要なキーワードを身につけ,概略,説明できる。
|
10週 |
第6節 アジアの情勢① |
第一次世界大戦の影響,および戦間期の欧米諸国における情勢を,必要なキーワードを身につけ,概略,説明できる。
|
11週 |
第6節 アジアの情勢② |
第一次世界大戦の影響,および戦間期の欧米諸国における情勢を,必要なキーワードを身につけ,概略,説明できる。
|
12週 |
第7節 世界恐慌とファシズム諸国の侵略① |
世界恐慌とその影響を,必要なキーワードを身につけ,概略,説明できる。
|
13週 |
第7節 世界恐慌とファシズム諸国の侵略② |
世界恐慌とその影響を,必要なキーワードを身につけ,概略,説明できる。
|
14週 |
第8節 第二次世界大戦 |
複合的な性格をもつ第二次世界大戦の特徴を,必要なキーワードを身につけ,概略,説明できる。
|
15週 |
期末試験 |
これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できるているか,確認できる。
|
16週 |
おわりに 二つの世界大戦を終えて |
歴史を学び続ける「意味」について,探求する態度を身につけることができる。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地歴 | 日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。 | 3 | |
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。 | 3 | |
地歴・公民 | 今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。 | 3 | |
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |