日本建築史Ⅰ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日本建築史Ⅰ
科目番号 0022 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 日本建築史図集;日本建築学会編/彰国社 配付プリント
担当教員 松岡 高弘

到達目標

1.古代の寺院建築の平面・構造・架構技術等を代表的な建築を通して理解し、各時代の特徴と時代間の変化を説明できる。
2.古代に現れた神社建築の各造りの平面・構造等の特徴を説明できる。
3.中世の寺院建築の平面・構造・架構技術等を、代表的な建築を通して理解し、特徴と変化を説明できる。
4.中世の神社建築の特徴を理解し、その特徴と古代の神社建築との相違を説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1古代の寺院建築の特徴を説明でき、時代間の相違を説明できる。古代の寺院建築の特徴を説明できる。古代の寺院建築の德両を説明できない。
評価項目2古代の神社建築の特徴を説明でき、寺院建築と神社建築の相違を説明できる。古代の神社建築の特徴を説明できる。古代の神社建築の特徴を説明できない。
評価項目3中世の寺院建築の特徴を説明でき、その変化を説明できる。中世の寺院建築の特徴を説明できる。中世の寺院建築の特徴を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習教育到達目標 B-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 建築史を学ぶ目的は、各時代の建築が形成された要因を把握して、現在の自らの立場を客観的に明らかにし、建築の多様な特質を知ることで、次の時代における発展の手掛かりを得ることにある。日本建築史Ⅰでは古代・中世の寺院建築と神社建築を対象とし、各時代の建築の特徴と時代の違いによる建築の違いを理解し、その変化の意味を説明できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
配付プリントと教科書を用いて講義を行う。配付プリント記載の問題について各自まとめておくこと。定期試験70%、2つのレポート30%で成績を評価する。
注意点:
 必ず、予習をして授業に臨むこと。2つのレポートは、冬季休業時の読書課題および課題レポートであり、理解した内容を自分の言葉を用いて表現し、図や写真等を用いて解りやすくまとめているかを評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 古代の寺院建築(1) 飛鳥・奈良時代の伽藍配置の特徴を説明できる。
2週 古代の寺院建築(2) 法隆寺の建築の特徴を説明できる。
3週 古代の寺院建築(3) 奈良時代の寺院建築の特徴を説明できる。
4週 古代の寺院建築(4) 奈良・平安時代の寺院建築の特徴を説明できる。
5週 古代の寺院建築(5) 平安時代の寺院建築の特徴を説明できる。
6週 古代の神社建築(1) 古代の神社建築の特徴を説明できる。
7週 古代の神社建築(2) 古代の神社建築の特徴と神社建築と寺院建築の相違を説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 中世の寺院建築(1) 大仏様の特徴を説明できる。
10週 中世の寺院建築(2) 大仏様の特徴と禅宗様の特徴を説明できる
11週 中世の寺院建築(3) 禅宗様の特徴と禅宗寺院の伽藍配置の特徴を説明できる。
12週 中世の寺院建築(4) 本堂形式の特徴を説明できる。
13週 中世の神社建築(1) 中世の神社建築の特徴を説明できる。
14週 中世の神社建築(2) 中世の神社建築の特徴と古代の神社建築との相違を説明できる。
15週 期末試験
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史古代(例えば、住宅建築、寝殿造、都市計画、神社建築、寺院建築など)の特徴について説明できる。4後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
中世(例えば、住宅建築、神社建築、寺院建築(大仏様、禅宗様、折衷様など))の特徴について説明できる。4後9,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000