到達目標
1.古代の寺院建築の平面・構造・架構技術等を代表的な建築を通して理解し、各時代の特徴と時代間の変化を説明できる。
2.古代に現れた神社建築の各造りの平面・構造等の特徴を説明できる。
3.中世の寺院建築の平面・構造・架構技術等を、代表的な建築を通して理解し、特徴と変化を説明できる。
4.中世の神社建築の特徴を理解し、その特徴と古代の神社建築との相違を説明できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 古代の寺院建築の特徴を説明でき、時代間の相違を説明できる。 | 古代の寺院建築の特徴を説明できる。 | 古代の寺院建築の德両を説明できない。 |
評価項目2 | 古代の神社建築の特徴を説明でき、寺院建築と神社建築の相違を説明できる。 | 古代の神社建築の特徴を説明できる。 | 古代の神社建築の特徴を説明できない。 |
評価項目3 | 中世の寺院建築の特徴を説明でき、その変化を説明できる。 | 中世の寺院建築の特徴を説明できる。 | 中世の寺院建築の特徴を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
建築史を学ぶ目的は、各時代の建築が形成された要因を把握して、現在の自らの立場を客観的に明らかにし、建築の多様な特質を知ることで、次の時代における発展の手掛かりを得ることにある。日本建築史Ⅰでは古代・中世の寺院建築と神社建築を対象とし、各時代の建築の特徴と時代の違いによる建築の違いを理解し、その変化の意味を説明できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
配付プリントと教科書を用いて講義を行う。配付プリント記載の問題について各自まとめておくこと。定期試験70%、2つのレポート30%で成績を評価する。
注意点:
必ず、予習をして授業に臨むこと。2つのレポートは、冬季休業時の読書課題および課題レポートであり、理解した内容を自分の言葉を用いて表現し、図や写真等を用いて解りやすくまとめているかを評価する。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
古代の寺院建築(1) |
飛鳥・奈良時代の伽藍配置の特徴を説明できる。
|
2週 |
古代の寺院建築(2) |
法隆寺の建築の特徴を説明できる。
|
3週 |
古代の寺院建築(3) |
奈良時代の寺院建築の特徴を説明できる。
|
4週 |
古代の寺院建築(4) |
奈良・平安時代の寺院建築の特徴を説明できる。
|
5週 |
古代の寺院建築(5) |
平安時代の寺院建築の特徴を説明できる。
|
6週 |
古代の神社建築(1) |
古代の神社建築の特徴を説明できる。
|
7週 |
古代の神社建築(2) |
古代の神社建築の特徴と神社建築と寺院建築の相違を説明できる。
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
中世の寺院建築(1) |
大仏様の特徴を説明できる。
|
10週 |
中世の寺院建築(2) |
大仏様の特徴と禅宗様の特徴を説明できる
|
11週 |
中世の寺院建築(3) |
禅宗様の特徴と禅宗寺院の伽藍配置の特徴を説明できる。
|
12週 |
中世の寺院建築(4) |
本堂形式の特徴を説明できる。
|
13週 |
中世の神社建築(1) |
中世の神社建築の特徴を説明できる。
|
14週 |
中世の神社建築(2) |
中世の神社建築の特徴と古代の神社建築との相違を説明できる。
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
テスト返却と解説 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 古代(例えば、住宅建築、寝殿造、都市計画、神社建築、寺院建築など)の特徴について説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7 |
中世(例えば、住宅建築、神社建築、寺院建築(大仏様、禅宗様、折衷様など))の特徴について説明できる。 | 4 | 後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |