西洋建築史

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 西洋建築史
科目番号 0024 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 西洋建築史図集;日本建築学会編/彰国社  配付プリント
担当教員 松岡 高弘

到達目標

1.古代(エジプト・オリエント・ギリシア・ローマ)の建築の特徴を説明できる。
2.中世(初期キリスト教・ビザンチン・ロマネスク・ゴシック)の教会堂の特徴を説明できる。
3.中世の教会堂以外の建築の特徴を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1古代の建築の特徴を説明でき、ギリシアとローマ等の異なる文化の建築の相違を説明できる。古代の建築の特徴を説明できる。古代の建築の特徴を説明できない。
評価項目2中世の教会堂の特徴を説明でき、ロマネスクとゴシックの教会堂の関連を説明できる。中世の教会堂の特徴を説明できる。 中世の教会堂の特徴を説明できない。
評価項目3中世の教会堂以外の建築の特徴を説明でき、教会堂との関連性を説明できる。中世の教会堂以外の建築の特徴を説明できる。中世の教会堂以外の建築の特徴を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習教育到達目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 建築史を学ぶ目的は、各時代の建築が形成された要因を把握して、現在の自らの立場を客観的に明らかにし、建築の多様な特質を知ることで、次の時代における発展の手掛かりを得ることにある。西洋建築史ではヨーロッパを中心とした地域の古代から中世までの建築を対象とし、それぞれの時代・文化における各建築の特徴を説明でき、関連する時代での建築的相違を説明できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
 配付プリントと教科書を用いて授業を行う。配付プリント記載の問題について各自まとめておくこと。定期試験70%、2つのレポート30%で成績を評価する。 
注意点:
 必ず、予習をして授業に臨むこと。2つのレポートは冬季休業時の読書課題および課題レポートであり、理解した内容を自分の言葉を用いて表現し、図や写真等を用いて解りやすくまとめているかを評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 エジプト建築 墳墓の変遷と神殿の特徴を説明できる。
2週 オリエント建築・エーゲ文明 オリエント地域の建築の特徴、エーゲ文明の建築の特徴を説明できる。
3週 古代ギリシア建築(1) オーダーと神殿の平面形式の特徴を説明できる。
4週 古代ギリシア建築(2)と古代ローマの建築(1) 神殿以外のギリシアの建築、古代ローマの神殿の特徴を説明できる。
5週 古代ローマ建築(2) 古代ローマ建築の特徴を説明できる。
6週 初期キリスト教の教会堂 初期キリスト教の教会堂の特徴を説明できる。
7週 ビザンチン建築 ビザンチン建築の特徴を説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 プレ・ロマネスクとロマネスクの教会堂(1) プレ・ロマネスクの教会堂の特徴とロマネスクとの関連を説明できる。
10週 ロマネスクの教会堂(2) ドイツ・フランス・イギリス・イタリアのロマネスクの教会堂の特徴を説明できる。
11週 ロマネスク(3)とゴシックの教会堂(1) ロマネスクとゴシックの教会堂の関連を説明できる。
12週 ゴシックの教会堂(2) フランスのゴシックの教会堂の特徴を説明できる。
13週 ゴシックの教会堂(3) ドイツ・イギリス・イタリア・スペインのゴシックの教会堂の特徴を説明できる。
14週 中世の非宗教建築 中世ヨーロッパの城郭や住宅等の特徴を説明できる。
15週 期末試験
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。4後1,後2,後3,後4,後5
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。4後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000