到達目標
1.保有水平耐力について理解できる.
2.構造計画と設計プロセスについて理解できる.
3.合成構造,PC構造,木質構造の構造計画および耐震診断・耐震改修について理解できる.
4. 実在の建築構造物の構造計画について理解できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
| 十分に理解できる. | 保有水平耐力,構造計画と設計プロセスについて理解できる. | 理解が不足している. |
評価項目2
| 十分に理解できる. | 合成構造,PC構造,木質構造の構造計画および耐震診断・耐震改修について理解できる. | 理解が不足している. |
評価項目3
| 十分に理解できる. | 実在の建築構造物の構造計画について理解できる. | 理解できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
構造計画は,構造力学,鉄筋コンクリート構造,鋼構造など構造系の科目の学習をふまえた上で,具体的 に構造物をどう設計するかを考える教科といえる.しかしながら,構造を専門としない建築一般の学生も対象とすることから,建築構造に関する知識をさらに深めることを,この授業の目標とする.すでに,建築構法で建築構造の概要は学んでいる.よってここでは,より高度なレベルで,建築に関する 技術全般から,さらには学際的な見地から,建築構造を再認識できることになる.
なお,評価項目1が中間試験までの授業内容,評価項目2が期末試験までの授業内容である.また,下記評価割合における試験による評価は,中間試験,期末試験の平均点とし,総合評価の合計点が60点以上の場合,合格となる.評価項目3は関係のレポートと発表で評価する.
授業の進め方・方法:
パワーポイントを使い,関係の講義をする.その際,印刷資料も配付する.それぞれの授業の後半は関係の演習とする.
注意点:
構造関係の構造力学,材料力学,建築材料,建築構法,RC構造および鋼構造に関する知識が必要である.また,教科書を使い,事前予習が必要である.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
保有水平耐力の理解1 |
節点振り分け法について理解できる.
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2週 |
保有水平耐力の理解2 |
極限解析法について理解できる.
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3週 |
構造計画と設計プロセス1 |
平面計画上および立面計画上のバランスについて理解できる.
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4週 |
構造計画と設計プロセス2 |
建物に加わる荷重について理解できる.
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5週 |
構造計画と設計プロセス3 |
D値法を理解できる.
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6週 |
構造計算のプロセス |
設計ルートおよび構造計算のプロセスを理解できる.
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7週 |
中間試験 |
問題を解くことができる.
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8週 |
合成構造の計画 |
合成構造の構造計画を理解できる.
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2ndQ |
9週 |
PC構造の計画 |
PC構造の構造計画を理解できる.
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10週 |
木質構造の計画 |
木質構造の構造計画を理解できる.
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11週 |
構造計画研究1 |
構造計画的に,興味のある建築物等を選定できる.
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12週 |
構造計画研究2 |
当該建築物等の構造計画を調査できる.
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13週 |
構造計画研究3 |
当該建築物等の構造計画調査成果を発表できる.
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14週 |
耐震診断・耐震改修 |
耐震診断・耐震改修について理解できる.
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
テスト返却と解説 |
誤ったところを正しく理解できる.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 構造 | 建築構造の成り立ちを説明できる。 | 3 | |
建築構造(W造、RC造、S造、SRC造など)の分類ができる。 | 3 | |
骨組構造物に作用する荷重の種類について説明できる。 | 3 | |
各種構造の設計荷重・外力を計算できる。 | 3 | |
木構造の特徴・構造形式について説明できる。 | 4 | |
木材の接合について説明できる。 | 4 | |
基礎、軸組み、小屋組み、床組み、階段、開口部などの木造建築の構法を説明できる。 | 4 | |
S造の特徴・構造形式について説明できる。 | 4 | |
鉄筋コンクリート造(ラーメン構造、壁式構造、プレストレストコンクリート構造など)の特徴・構造形式について説明できる。 | 3 | |
構造計算の設計ルートについて説明できる。 | 3 | |
建物の外力と変形能力に基づく構造設計法について説明できる。 | 3 | |
マグニチュードの概念と震度階について説明できる。 | 4 | |
地震被害を受けた建物の破壊等の特徴について説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 5 | 0 | 0 | 15 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 3 | 0 | 0 | 15 | 0 | 98 |
分野横断的能力 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |