建築設備Ⅱ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 建築設備Ⅱ
科目番号 0052 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 最新 建築設備工学 改訂版;田中俊六他/井上書院
担当教員 窪田 真樹

到達目標

1. 給排水・衛生設備に関する基礎知識を習得し,これらの方策を用い,健康で快適な住環境を得るための手法について理解できる.
2. 電気・通信設備,防災設備に関する基礎知識を習得し,これらの方策を用い,健康で快適な住環境を得るための手法について理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1給排水・衛生設備に関する基礎知識を習得し,これらの方策を用い,健康で快適な住環境を得るための手法について説明できる.給排水・衛生設備に関する基礎知識を習得し,これらの方策を用い,健康で快適な住環境を得るための手法について理解できる.給排水・衛生設備に関する基礎知識を習得できず,これらの方策を用い,健康で快適な住環境を得るための手法について理解できない.
評価項目2電気・通信設備,防災設備に関する基礎知識を習得し,これらの方策を用い,健康で快適な住環境を得るための手法について説明できる.電気・通信設備,防災設備に関する基礎知識を習得し,これらの方策を用い,健康で快適な住環境を得るための手法について理解できる.電気・通信設備,防災設備に関する基礎知識を習得できず,これらの方策を用い,健康で快適な住環境を得るための手法について理解できない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習教育到達目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 建築設備Ⅰでは「空気調和設備」について学習するのに対し,建築設備Ⅱでは,建物で生活する上で最も身近な「給排水衛生設備」と火災時に不可欠な「防災設備」,「その他の設備」について理解することを目標とする.
授業の進め方・方法:
 講義を中心とするが,授業内容の理解を定着させるため,講義中に演習問題を実施する.また,授業内容復習のために,レポート課題を課す.授業内容の理解を促進するために,必ず予習をして授業に臨むこと.
注意点:
 給排水衛生設備では流体(水や空気)と圧力との関係に関する知識が必要であり,建築環境工学Ⅱで学ぶ「空気環境」をよく理解しておかなければならない.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 給排水衛生設備の概要 給排水衛生設備の概要について理解できる
2週 衛生器具設備 衛生器具について理解できる
3週 給水設備1 使用水量と給水方式について理解できる
4週 給水設備2 給水負荷と機器容量の算定ができる
5週 給水設備3 給水管径の算定ができる
6週 給湯設備 給湯量,給湯方式について理解できる
7週 ガス設備 ガスの種類と性質について理解できる
8週 中間試験
4thQ
9週 試験問題の解説
排水通気設備1
試験問題の解説と1週〜7週の総括
排水の種類と排水方式について理解できる
10週 排水通気設備2 排水・通気配管方式について理解できる
11週 排水通気設備3 浄化槽・排水処理設備について理解できる
12週 防災設備 防災設備の種類と特徴について理解できる
13週 電気設備 建築電気設備の基本について理解できる
14週 情報・通信設備 情報・通信設備の種類と特徴について理解できる
15週 期末試験
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備給水方式について説明できる。4後3
使用水量について把握できる。4後3
給排水管の管径の決定方法について知っている。4後5
給湯方式について説明できる。4後6
給湯量について理解している。4後6
敷地内外の分流式・合流式排水方式について説明できる。4後10
雨水排水設備について理解している。4後11
浄化槽について説明できる。4後11
衛生器具について説明できる。4後2
受変電・幹線設備について説明できる。4後13
動力設備について説明できる。4後13
照明・コンセント設備について説明できる。4後13
情報・通信設備について説明できる。4後14
消火設備について説明できる。4後12
排煙設備について説明できる。4後12
火災報知設備について説明できる。4後12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000100100
基礎的能力0000000
専門的能力90000100100
分野横断的能力0000000