建築デザイン演習

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 建築デザイン演習
科目番号 0053 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 適宜配布
担当教員 正木 哲

到達目標

1.3次元グラフィックツールの技法を修得し使うことができる。
2.自らの分析力で、建築作品の空間構成の特徴を捉えることができ、表現できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1CGの技法を修得しうまく使うことができる。CGの技法を修得し使うことができる。CGの技法を修得し使うことができない。
評価項目2建築の空間構成の特徴を明確に捉えることができ、うまく表現できる。建築の空間構成の特徴を捉えることができ、表現できる。建築の空間構成の特徴把握が明確でなく、うまく表現できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習教育到達目標 B-3 説明 閉じる
学習教育到達目標 C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
優れた建築作品を解読する力を養うことは、建築空間の創造において重要である。優れた建築作品の素晴らしさは多様であり、多くは全体構成の良さによるものであろうが、細かくみると、その素晴らしさを感じさせる主要な構成部分から成り立っている。したがって、建築作品を解読するためには空間構成要素にまで分解し、その要素の評価を通じて作品全体の評価に結びつけることが要求される。その意味で空間構成要素の解析は重要である。これまでのように模型やパース・スケッチだけではなく、3次元グラフィックツールを使用することで、さらに多角的検討(構成要素による空間の理解とイメージ化)が可能である。
 本教科では、3次元グラフィックツールの技法を修得し、優れた建築作品の解読を通じ、空間構成の理解を深めることが目標である。すでに建築デザインにおいて種々の表現技法や空間構成技法を学習したが、それをベースに1つの建築作品を解読することで種々の構成技法が多面的に展開されていることを理解する。
 すなわち、具体的な授業の目標は、
 1.3次元グラフィックツールの技法を修得し使うことができること。
 2.自らの分析力で、建築作品の空間構成の特徴を捉えることができること。
 3.その特徴をうまく表現できること。
授業の進め方・方法:
演習中心
注意点:
4年までに学習した建築計画や建築デザイン、建築構法の知識が必要である。特に、建築デザインの空間構成技法の理解はベースになる。授業はそれぞれの項目について到達をチェックしながら進めていくが、遅れた者は授業時間外を使って追いつくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 [1] グラフィックツールの技法修得
 グラフィックツールの教科書(マニュアル)の中から主に建築で使用する以下の項目を修得する。
(1)グラフィックツールの基本操作の理解
基本コマンドの操作法を理解でき、操作できる。
2週 (2)形状の編集(カット&コピー、移動、拡大・縮小、回転) 基本コマンドの操作法を理解でき、操作できる。
3週 3)モデリングとレンダリング(回転体、掃引体の作成) 基本コマンドの操作法を理解でき、操作できる。
4週 (4)モデリングとレンダリング(自由曲面形状の作成) 基本コマンドの操作法を理解でき、操作できる。
5週 (5)表面材質の設定 基本コマンドの操作法を理解でき、操作できる。
6週 (6)簡単なオフィスビルのモデリングとレンダリング 基本コマンドの操作法を理解でき、モデリングとレンダリングができる
7週 [2] 建築作品における空間構成要素の抽出とグラフィック化
 建築関連雑誌等から優れた建築作品を選び、その構成要素の特徴を用紙1枚にグラフィック化して表現したものを提出する。
 グラフィック化の作業量はかなり時間を要するため、建築作品を選び構成要素の特徴を取り出したところで一度チェックを受ける。そして、建築作品を特徴づける主要な構成要素が質・量ともに不足していないか確認を受け、パスした者はグラフィック化の作業に移るという手順を踏む。
(1)作品選択と構成要素の抽出

空間構成要素は単に柱、壁、屋根等というものではなく、柱なら柱がどのように配置され、それが空間構成全体にどういう効果を与えているかを説明し、表現できる。
8週 (1)作品選択と構成要素の抽出 空間構成要素は単に柱、壁、屋根等というものではなく、柱なら柱がどのように配置され、それが空間構成全体にどういう効果を与えているかを説明し、表現できる。
2ndQ
9週 (2)要素のチェックとレイアウトチェック 空間構成要素は単に柱、壁、屋根等というものではなく、柱なら柱がどのように配置され、それが空間構成全体にどういう効果を与えているかを説明し、表現できる。
10週 (2)要素のチェックとレイアウトチェック 空間構成要素は単に柱、壁、屋根等というものではなく、柱なら柱がどのように配置され、それが空間構成全体にどういう効果を与えているかを説明し、表現できる。
11週 (3)グラフィック図作成 空間構成要素は単に柱、壁、屋根等というものではなく、柱なら柱がどのように配置され、それが空間構成全体にどういう効果を与えているかを説明し、表現できる。
12週 (3)グラフィック図作成 空間構成要素は単に柱、壁、屋根等というものではなく、柱なら柱がどのように配置され、それが空間構成全体にどういう効果を与えているかを説明し、表現できる。
13週 (3)グラフィック図作成 空間構成要素は単に柱、壁、屋根等というものではなく、柱なら柱がどのように配置され、それが空間構成全体にどういう効果を与えているかを説明し、表現できる。
14週 (3)グラフィック図作成 空間構成要素は単に柱、壁、屋根等というものではなく、柱なら柱がどのように配置され、それが空間構成全体にどういう効果を与えているかを説明し、表現できる。
15週 (4)作品提出 空間構成要素は単に柱、壁、屋根等というものではなく、柱なら柱がどのように配置され、それが空間構成全体にどういう効果を与えているかを説明し、表現できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000