到達目標
1.3大巨匠の作品とその思想を通して、近代建築がヨーロッパで成立し得た社会的背景や、アメリカでの発展、および世界へ与えた影響について理解できる。
2.近年のポストモダン建築、および1990年代以降の建築について、その特徴やこれに対する評価、および社会的背景について詳細に説明できる。
3.近代・現代の"建築家"あるいは"建築の部分"について作品研究を行い、その設計の特徴や見いだされる思想、また社会的背景について詳細に説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 3大巨匠の作品とその思想を通して、近代建築がヨーロッパで成立し得た社会的背景や、アメリカでの発展、および世界へ与えた影響について詳細に説明できる。 | 3大巨匠の作品とその思想を通して、近代建築がヨーロッパで成立し得た社会的背景や、アメリカでの発展、および世界へ与えた影響について説明できる。 | 3大巨匠の作品とその思想を通して、近代建築がヨーロッパで成立し得た社会的背景や、アメリカでの発展、および世界へ与えた影響について説明できない。 |
評価項目2 | 近年のポストモダン建築、および1990年代以降の建築について、その特徴やこれに対する評価、および社会的背景について詳細に説明できる。 | 近年のポストモダン建築、および1990年代以降の建築について、その特徴やこれに対する評価、および社会的背景について説明できる。 | 近年のポストモダン建築、および1990年代以降の建築について、その特徴やこれに対する評価、および社会的背景について説明できない。 |
評価項目3 | 近代・現代の"建築家"あるいは"建築の部分"について作品研究を行い、その設計の特徴や見いだされる思想、また社会的背景について詳細に説明できる。 | 近代・現代の"建築家"あるいは"建築の部分"について作品研究を行い、その設計の特徴や見いだされる思想、また社会的背景について説明できる。 | 近代・現代の"建築家"あるいは"建築の部分"について作品研究を行い、その設計の特徴や見いだされる思想、また社会的背景について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A-3
説明
閉じる
学習・教育到達度目標 B-2
説明
閉じる
教育方法等
概要:
本科目では、現代建築がいかなる過去の蓄積のもとに形成されたのかを、近代建築を通して理解するとともに、建築について、自らの言語で説明できるようになることを目標としており、具体的な授業目標は、次のとおりである。
【1】3大巨匠と呼ばれるル・コルビュジェ、ミース・ファン・デル・ローエ、フランク・ロイド・ライトの作品とその思想を通して、近代建築がヨーロッパで成立し得た社会的背景や、アメリカでの発展、および世界へ与えた影響について理解できること。
【2】近年のポストモダン建築、および1990年代以降の建築について、その特徴やこれに対する評価、および社会的背景について理解できること。
【3】近代・現代の"建築家"あるいは"建築の部分"について作品研究を行い、その設計の特徴や見いだされる思想、また社会的背景について説明できるようになること。
授業の進め方・方法:
作品研究により評価する。1)近代建築、ポストモダン建築、1990年以降の建築についての理解の程度を評価する。2)作品研究を通じた建築の見方・評価方法の理解度と発表能力を評価する。
注意点:
これまでの建築設計演習の課題に取り組んだ経験も踏まえて、日本と諸外国の建築デザインの系譜をたどりながら、近代建築とは何か、現代建築の特徴と課題を考える。5学年前期開講の近代建築史の学習は直接的に関連する。実践的には、この建築設計論の授業と並行して行われる5学年の卒業設計の中で、学んだ成果を生かす機会にしてほしい。できる限り事前に予習をして授業にのぞむこと。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ドキュメント映像鑑賞および講義(授業中にレポート作成)
|
モダニズムから現代に至るまでの建築の大まかな変遷について説明できる。
|
2週 |
ドキュメント映像鑑賞および講義(授業中にレポート作成)
|
ル・コルビュジェの活動や代表作品を通じて、ドミノシステムや近代建築の5原則について理解し、これらが近代以降の建築に与えた影響について説明できる。
|
3週 |
ドキュメント映像鑑賞および講義(授業中にレポート作成) |
計画・意匠の立場から近代建築以降の著名な建築家(フランク・ロイド・ライト)の作品について、その特徴と近代以降の建築に与えた影響について説明できる。
|
4週 |
ドキュメント映像鑑賞および講義(授業中にレポート作成)
|
計画・意匠の立場から近代建築以降の著名な建築家(アントニオ・ガウディなど)の作品について、その特徴と近代以降の建築に与えた影響について説明できる。
|
5週 |
ドキュメント映像鑑賞および講義(授業中にレポート作成) |
ポストモダン建築から1990年代以降の建築のグローバル化について、代表的建築家とその作品の特徴、および思想や社会的背景について説明できる。
|
6週 |
ドキュメント映像鑑賞および講義(授業中にレポート作成) |
作品研究の対象とする"建築家"あるいは"建築の部分"を選定し、資料を収集する。
|
7週 |
資料収集・作品研究を行う
|
作品研究の対象とする"建築家"あるいは"建築の部分"を選定し、資料を収集する。
|
8週 |
資料収集・作品研究を行う
|
その資料から、設計手法や特徴、思想や社会的背景を整理し、その作品について評価をする。
|
4thQ |
9週 |
資料収集・作品研究を行う
|
その資料から、設計手法や特徴、思想や社会的背景を整理し、その作品について評価をする。
|
10週 |
資料収集・作品研究を行う
|
その資料から、設計手法や特徴、思想や社会的背景を整理し、その作品について評価をする。
|
11週 |
資料収集・作品研究を行う
|
その資料から、設計手法や特徴、思想や社会的背景を整理し、その作品について評価をする。
|
12週 |
資料収集・作品研究を行う
|
その資料から、設計手法や特徴、思想や社会的背景を整理し、その作品について評価をする。
|
13週 |
資料収集・作品研究を行う
|
その資料から、設計手法や特徴、思想や社会的背景を整理し、その作品について評価をする。
|
14週 |
資料収集・作品研究を行う
|
作品研究の発表の準備をする
|
15週 |
資料収集・作品研究を行う
|
作品研究の発表の準備をする
|
16週 |
発表
|
作品研究の成果をわかりやすく発表できる
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 30 | 0 | 0 | 70 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 30 | 0 | 0 | 70 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |