到達目標
1.ユニバーサルデザインが生まれた背景、歴史、理念、現状のひろがり、今後の発展動向等を理解できる。
2.ユニバーサルデザインの観点から、現状の社会環境を見直し、改善案、あるいは新たな提案を提示できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | ユニバーサルデザインが生まれた背景、歴史、理念、現状のひろ
がり、今後の発展動向等、を深く理解し詳細に説明できる。 | ユニバーサルデザインが生まれた背景、歴史、理念、現状のひろがり、今後の発展動向等、を理解し
説明できる。 | ユニバーサルデザインが生まれた背景、歴史、理念、現状のひろがり、今後の発展動向等、を説明で
きない。 |
評価項目2 | ユニバーサルデザインの観点から、現状の社会環境を見直し、改
善案、あるいは新たな提案を提示でき、詳細に説明できる。 | ユニバーサルデザインの観点から、現状の社会環境を見直し、改善案を提示でき、説明できる。 | ユニバーサルデザインの観点から、現状の社会環境を見直し、改善案を提示できず、説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 B-4
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学習・教育到達度目標 B-4
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教育方法等
概要:
アメリカで生まれたユニバーサルデザインが、日本で強く意識されはじめたのは、超高齢化社会の到来に直面した1990 年代後半であるといわれている。「改造または特別な設計を必要とすることなしに、可能な最大限の範囲内で全ての人が使用することのできる製品、環境、計画及びサービスの設計」を意味するこの言葉は、急速な高齢化の進展と共に一気に普及し、「今や、ユニバーサルデザインに配慮しないと、製品は売れなくなった」とまでいわれている。
今後、ものづくりに携わっていく者として、21 世紀の基本コンセプトとなるであろうユニバーサルデザインという理念について学ぶ必要があり、具体的には次の授業目標を達成することを求める。
[1] ユニバーサルデザインが生まれた背景、歴史、理念について理解できること。
[2] 製品開発におけるユニバーサルデザインの取り入れ方について理解できること。
[3] ユニバーサルデザインと関連する諸政策について理解できること。
[4] 身の回りの製品、環境、あるいは制度やシステム等について、ユニバーサルデザインの観点から、その善し悪しを判断でき、改善案、あるいは新たな提案を提示できること。
本科目はSDGsの目標11.住み続けられるまちづくりをに関連する
授業の進め方・方法:
1)ユニバーサルデザインについての理解の程度を評価する。
2)提案内容の創造性や独創性、およびレポートや発表会でのプレゼンテーションについてのわかりやすさを評価する。
注意点:
すべての人々にとって使いやすい生活製品、家電・OA 機器、住宅、都市環境、制度など多様な分野に関わる問題であるため、本校専攻科すべての専攻分野にまたがる幅広い専門知識と学際性、ものづくりで養われた実践的な創造性、論理的思考と課題探求能力が必要である。
諸外国も含め、あらゆる分野にわたるユニバーサルデザインの事例を書物やインターネットから集めて研究し、またその中から改善が必要と思われる事例についてとりあげ、改善の提案をする。そのため、授業時間以外での資料収集作業や創造作業が必要である。できる限り先行事例などをインターネットや書籍で予習して授業に望むこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ユニバーサルデザインについて学ぶ |
ユニバーサルデザインの7つの原則について説明できる
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2週 |
同上 |
高齢者や障害のある人の不便さについて説明できる。
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3週 |
同上 |
ユニバーサルデザインを考える上で重要なヒューマンスケールについて説明できる。
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4週 |
同上 |
ユニバーサルデザインを考える上で重要な人間工学について説明できる。
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5週 |
同上 |
ユニバーサルデザインを考えるうえで考慮すべき色の効果について説明できる
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6週 |
同上 |
パッケージデザインとユニバーサルデザインの評価手法について説明できる
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7週 |
同上 |
第三者への安全配慮としてキッズデザインについて説明できる
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8週 |
同上 |
だれにも暮らしやすい社会の創設に向けて説明できる。
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4thQ |
9週 |
提案作成 |
事例発掘と提案づくり 1)ユニバーサルデザインを充分に理解した上で、現状の社会環境を見直し、身の回りの製品、環境、あるいは制度やシステム等について、その善し悪しを判断でき、ユニバーサルデザインの観点から、詳細な分析または改善案、あるいは新たな提案を提示できる。 2)自身の提案についてわかりやすくレポートをまとめ、また皆の前でわかりやすく魅力的なプレゼンテーションができる。
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10週 |
同上 |
同上
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11週 |
同上 |
同上
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12週 |
同上 |
同上
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13週 |
同上 |
同上
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14週 |
同上 |
同上
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15週 |
発表 |
成果を発表し、その内容について討論する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 4 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 4 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 4 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 20 | 0 | 0 | 80 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 10 | 0 | 0 | 60 | 0 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 10 | 0 | 0 | 20 | 0 | 30 |