到達目標
1.コンピュータネットワークの基本的な仕組みと要素技術を理解できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | コンピュータネットワークの基本的な仕組みと要素技術を比較的細かな内容まで理解できる | コンピュータネットワークの基本的な仕組みと要素技術の概要を理解できる | コンピュータネットワークの基本的な仕組みと要素技術理解できない |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
インターネット(Internet)は、企業や学校などの組織のネットワークを相互に接続した世界的な規模の情報ネットワークである。1990年代に入って、ネットワークアプリケーションとして、ワールドワイドウェブ(WWW)が広く使われるようになり、その後、インターネットは生活になくてはならない社会基盤として認められるようになった。
インターネットに関する基礎的な内容を理解することが本授業の目標である。
本授業では、インターネットが働く仕組みとその内部で支えている技術の基礎的な内容を学習する。さらには、インターネットの歴史、社会基盤としての側面などについても学習する。
授業の進め方・方法:
○パワーポイントによる講義で授業を進める。
○授業毎に課題を与える。
○期末に試験を実施する。
注意点:
学際的資質育成科目であり、電子情報工学科出身以外の学生を対象に開講される。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
科目の概要と目的 |
科目の概要と目的を知る
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2週 |
インターネットの概要 |
インターネットの効用を理解する WWW、電子メールの仕組みを理解する 総務省の発行する情報通信白書を読み、日本の情報通信の現状を知ることができる
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3週 |
インターネットの概要 |
DNSを理解できる プロトコル、階層化、TCP/IPを理解できる IPアドレスを理解できる IPアドレスの2進数・10進数の変換ができる
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4週 |
インターネットの概要 |
LAN、イーサネットについて理解できる 伝送速度を理解できる
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5週 |
インターネットの実験 |
ネットワークコマンドを実行し、各コマンドの機能を理解できる
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6週 |
インターネットの体系 |
データの単位、ハードウェア要素、データ交換方式、ソフトウェアの構造を理解できる
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7週 |
インターネットの体系 |
ネットワークの構造、各層(アプリケーション層、トランスポート層)のプロトコルの役割を理解できる
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8週 |
インターネットの体系 |
各層(インターネット層、データリンク層、物理層)のプロトコルの役割、ネットワークの接続とその関連機器を理解できる
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4thQ |
9週 |
インターネットの技術 |
経路制御を理解できる 最短経路問題を計算できる
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10週 |
インターネットの技術 |
IPアドレス、サブネット化について理解できる サブネット化に関する計算ができる
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11週 |
インターネットの技術 |
誤り制御を理解できる
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12週 |
インターネットの技術 |
フロー制御と輻輳制御を理解できる
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13週 |
インターネットの歴史 |
インターネットのおおまかな歴史を知る
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14週 |
社会基盤としてのインターネット |
インターネットの社会基盤としての役割等を理解できる
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
テストの解答と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系 | 情報通信ネットワーク | プロトコルの概念を説明できる。 | 3 | |
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。 | 3 | |
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。 | 3 | |
インターネットの概念を説明できる。 | 3 | |
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |