パワーエレクトロニクス特論

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 パワーエレクトロニクス特論
科目番号 0030 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 教科書:最新パワーエレクトロニクス入門; 小山純 他/朝倉書店,参考書:パワーエレクトロニクス入門; 野中作太郎 他/朝倉書店,電気学会大学講座 パワースイッチング工学; 金 東海/電気学会
担当教員 泉 勝弘

到達目標

1.AC-DC変換装置を説明できる。
2.DC-DC変換装置を説明できる。
3.DC-AC変換装置を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1示されたAC-DC変換装置の基本原理を詳細に説明できる。示されたAC-DC変換装置の基本原理を説明できる。示されたAC-DC変換装置の基本原理を説明できない。
評価項目2示されたDC-DC変換装置の基本原理を詳細に説明できる。示されたDC-DC変換装置の基本原理を説明できる。示されたDC-DC変換装置の基本原理を説明できない。
評価項目3示されたDC-AC変換装置の基本原理を詳細に説明できる。示されたDC-AC変換装置の基本原理を説明できる。示されたDC-AC変換装置の基本原理を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 最初の電力用半導体スイッチとしてサイリスタが発明された。その後、これよりさらに発展し、より使いやすい各種タイプのスイッチングデバイス、たとえば、パワートランジスタ、パワーMOSFET、IGBT、GTOサイリスタなどが開発された。一方において、それらスイッチングデバイスを制御するためにIC、LSIなどの半導体、ならびにパワーエレクトロニクス装置全体を運用・制御するためのマイクロコンピュータなどの技術が進歩して、パワーエレクトロニクス技術があらゆる分野に応用されるようになってきた。
授業の進め方・方法:
 本授業では、5年のパワーエレクトロニクスで学習した内容を元に、電力用半導体を用いた制御系の解析手法を学習する。このとき、電力変換装置の基本であるDC-AC、DC-DC、DC-AC変換装置に関する内容をゼミ形式と講義により授業を行う。
注意点:
 電力変換装置の動作を理解すること等、評価項目に記載した内容の理解と習得の度合いを評価する試験で評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 パワーエレクトロニクスと電力用半導体 電力用半導体と電気機器に関する産業応用技術の変遷からパワーエレクトロニクスの基礎を説明できる。
2週 AC-DC変換装置1 AC-DC変換装置の基本を説明できる。
3週 AC-DC変換装置2 単相整流回路の動作原理を説明できる。
4週 AC-DC変換装置3 三相整流回路の動作原理を説明できる。
5週 AC-DC変換装置4 PWM整流回路の動作原理を説明できる。
6週 DC-DC変換装置1 DC-DC変換装置の基本を説明できる。
7週 DC-DC変換装置2 降圧チョッパ回路の動作原理を説明できる。
8週 DC-DC変換装置3 昇圧チョッパ回路の動作原理を説明できる。
2ndQ
9週 DC-DC変換装置4 昇降圧チョッパ回路の動作原理を説明できる。
10週 DC-AC変換装置1 DC-AC変換装置の基本を説明できる。
11週 DC-AC変換装置2 単相PWMインバータ回路の動作原理を説明できる。
12週 DC-AC変換装置3 三相PWMインバータ回路の動作原理を説明できる。
13週 DC-AC変換装置4 PWMインバータ回路の応用を説明できる。
14週 演習 演習問題を説明できる。
15週 期末試験 これまでの内容について説明・計算できる。
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電力半導体電力変換装置の原理と働きについて説明できる。5前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000