工業基礎力学

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 工業基礎力学
科目番号 0041 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 レポートを随時配布する.参考資料:工業力学;鈴木幸三/コロナ社
担当教員 篠崎 烈

到達目標

1.専門的な用語や現象を英語表記も含めて理解して,説明することができる.
2.静力学の現象を理解して,工学における問題に適用することができる.
3.動力学の現象を理解して,工学における問題に適用することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1専門用語の英語表記を理解し,用語を的確に説明できる.専門用語の英語表記ができ,独自の理解で用語を説明できる.専門用語の英語表記ができず,用語を説明できない.
評価項目2静力学現象を理解し,工学の分野に応用できる.基本的な現象を理解して,与えられた現象に適用できる.基本現象を理解できず,与えられた問題に使うことができない.
評価項目3動力学現象を理解し,工学の分野に応用できる.基本的な現象を理解して,与えられた現象に適用できる.基本現象を理解できず,与えられた問題に使うことができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
講義で内容を説明し,確認および発展問題を講義中および宿題としてレポートで解く.
授業の進め方・方法:
板書による講義を行なう.講義中の内容を確認するために,指定されたレポートを解いて毎時間の復習を行なう.
注意点:
物理学の基本を工学に当てはめるので,その基本と数学を理解しておく.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 力とモーメント 力,モーメントを理解し,使うことができる.
2週 力のつりあい 力とモーメントのつりあい現象に関する問題を解くことができる.
3週 剛体に働く力とトラス 剛体に働く力を理解し,トラスに応用できる.
4週 摩擦 すべり摩擦を実際の現象に適用できる.
5週 摩擦 ころがり摩擦,ベルトの摩擦を実際の現象に適用できる.
6週 重心 平面図形の重心を求めることができる.
7週 重心 平面図形の重心を求めることができる.
8週 直線運動 実際の直線運動現象に考え方を利用できる.
4thQ
9週 曲線運動 円運動や放物運動に関する問題を解くことができる.
10週 力と運動 運動方程式を各現象に利用できる.
11週 慣性力と回転運動 回転運動に関する問題を解くことができる.
12週 仕事,エネルギ,動力 仕事,エネルギ,動力を理解し,実際の現象に適用できる.
13週 運動量と力積 運動量と力積を理解し,実際の現象に適用できる.
14週 衝突 衝突現象を理解し,実際の現象に適用できる.
15週 期末試験
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。4
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。4
法令やルールを遵守した行動をとれる。4
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。4
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。4
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。4
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。4
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。4
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。4
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。4
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。4
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。4
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。4
企業には社会的責任があることを認識している。4
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。4
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。4
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。4
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。4
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。4
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。4
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。4
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。4
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力3000010040
専門的能力4000010050
分野横断的能力100000010