概要:
技術者は、それぞれの専門分野で単に法律を守るだけでなく、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、臭気、周辺環境への影響、廃棄物といった地域環境問題から地球環境(酸性雨、オゾン層の破壊、地球温暖化、森林の減少、資源枯渇)の問題まで幅広く認識し、技術によって解決策を講じることが望まれる。
この授業では技術者の素養として技術者倫理を理解すると同時に技術が社会へ及ぼす影響を考慮し、これら地域環境問題・地球環境問題の解決手順を理解する。
授業の進め方・方法:
講義と事例の調査探索の発表及びディベートを行う。
注意点:
授業内容の理解を促進するために自学自習が望ましい。
日常的に専門知識を活用する問題解決策を探る姿勢を持つ。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。 | 4 | 前2 |
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。 | 4 | 前2,前3 |
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。 | 4 | 前2,前3 |
社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 4 | 前2,前3 |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 4 | 前5,前6,前7 |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 4 | 前5,前6,前7 |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 4 | 前13 |
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。 | 4 | 前13 |
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。 | 4 | 前2 |
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 4 | 前2 |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 4 | 前13 |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 4 | 前13 |