到達目標
1 膜の構造と膜輸送を理解していること。
2 細胞内区画と細胞内輸送を理解していること。
3 細胞の情報伝達を理解していること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 膜の構造と膜輸送を
理解し、膜輸送による
細胞の恒常性につい
て説明できる。
| 膜の構造と膜輸送を
概ね理解し、膜輸送に
よる細胞の恒常性に
ついて概ね説明でき
る。 | 膜の構造と膜輸送を
理解せず、膜輸送によ
る細胞の恒常性につ
いて説明できない。 |
評価項目2 | 細胞内区画と細胞内
輸送を理解し、細胞の
効果的はたらきにつ
いて説明できる。 | 細胞内区画と細胞内
輸送を概ね理解し、細
胞の効果的はたらき
について概ね説明で
きる。 | 細胞内区画と細胞内
輸送を理解せず、細胞
の効果的はたらきに
ついて説明できない。 |
評価項目3 | 細胞内情報伝達を理
解し、細胞の環境に対
応する必要性につい
て説明できる。 | 細胞内情報伝達を概
ね理解し、細胞の環境
に対応する必要性に
ついて概ね説明でき
る。 | 細胞内情報伝達を理
解せず、細胞の環境に
対応する必要性につ
いて説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A-2
説明
閉じる
学習・教育到達度目標 B-1
説明
閉じる
教育方法等
概要:
生物は周りの環境からたくさんの情報を受け取り、的確に応答することで適合している。一方で、生物および細胞は適合しながらも内部環境の恒常性を維持している。その調節は巧妙であり、その仕組みを理解することは外部環境からの影響を理解するためには必須である。また、最近では化学物質等の生物影響は多岐に渡ることも明らかになっており、その作用メカニズムを理解することを目指す。
授業の進め方・方法:
講義を中心に進める。
毎回の授業にあたっては事前に教科書を予習し、分からない内容を整理しておくこと。教科書の問題等をきちんと解いて、理解を深めるようにすること。
注意点:
5 年時までの関連科目の理解が低い場合は、理解度を高めておくこと。本科で物質コースを選択していた学生は、基本的な生物の知識は十分に理解してから、選択するようにすること。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
膜の構造(脂質二重層) |
膜の構造を理解する。
|
2週 |
膜タンパク質 |
膜タンパク質を理解する。
|
3週 |
膜輸送 |
膜輸送を理解する。
|
4週 |
イオンチャネルと膜電位 |
イオンチャネルと膜電位を理解する。
|
5週 |
神経細胞のイオンチャネルとシグナル伝達 |
神経細胞のイオンチャネルとシグナル伝達を 理解する。
|
6週 |
細胞内小器官 |
細胞内小器官を理解する。
|
7週 |
小胞による輸送 |
小胞による輸送を理解する。
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
細胞間シグナル伝達の 一般原理 |
細胞間シグナル伝達の一般原理を理解する。
|
10週 |
G タンパク共役型受容体 |
G タンパク共役型受容体を理解する。
|
11週 |
酵素共役型受容体 |
酵素共役型受容体を理解する。
|
12週 |
がん細胞 |
がん細胞を理解する。
|
13週 |
化学物質の生物影響 |
化学物質の生物影響を理解する。
|
14週 |
化学物質の毒性発現 |
化学物質の毒性発現を理解する。
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
テスト返却 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系 | 基礎生物 | 細胞膜を通しての物質輸送による細胞の恒常性について理解している。 | 5 | 後1,後2,後3,後4,後5,後7 |
フィードバック制御による体内の恒常性の仕組みを理解している | 5 | 後9 |
情報伝達物質とその受容体の働きを理解している。 | 5 | 後9,後10,後11,後12 |
生物化学 | タンパク質の立体構造(一次・二次・三次・四次構造)について説明できる。 | 5 | 後2,後3,後4,後10,後11 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |