環境調整学

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 環境調整学
科目番号 0050 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 応用物質工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 プリントを配付
担当教員 近藤 恵美

到達目標

1.技術が社会に及ぼす影響について説明できる
2.環境マネジメントの概要について説明できる
3.地球環境の概要と問題点、改善策について説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1技術が社会に及ぼす影響について説明でき、これからの技術者に求められる課題について言及できる技術が社会に及ぼす影響について説明できる技術が社会に及ぼす影響について理解が不足して説明できない
評価項目2環境マネジメントの概要が説明でき、今後の環境マネジメントの課題について言及できる環境マネジメントの概要が説明できる環境マネジメントについて理解が不足して説明できない
評価項目3地球環境の概要と問題点について説明でき、積極的な改善策を提案できる地球環境の概要と問題点、改善策について説明できる地球環境の概要と問題点、改善策について理解が不足している

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 B-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 B-4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
技術者は、それぞれの専門分野で単に法律を守るだけでなく、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、臭気、周辺環境への影響、廃棄物といった地域環境問題から地球環境(酸性雨、オゾン層の破壊、地球温暖化、森林の減少、資源枯渇)の問題まで幅広く認識し、技術によって解決策を講じることが望まれる。
この授業では技術者の素養として技術者倫理を理解すると同時に技術が社会へ及ぼす影響を考慮し、これら地域環境問題・地球環境問題の解決手順を理解する。
授業の進め方・方法:
講義と事例の調査探索の発表及びディベートを行う。
事例調査やディベート準備のため、事前事後学習を求める。
注意点:
日常的に専門知識を活用する問題解決策を探る姿勢を持つ。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス 本科目の概要が理解できる
2週 技術者倫理 法的責任と知的財産権について理解できる
3週 技術者倫理 設計と技術革新の倫理について理解できる
4週 技術者倫理 事例を調査探索し、ディベートできる
5週 環境問題概説 現在の地球の問題点について概観できる
6週 地球環境問題 地球温暖化について理解できる
7週 地球環境問題 エネルギー問題について理解できる
8週 地球環境問題 事例を調査探索し、ディベートできる
2ndQ
9週 地球環境問題 地域環境問題について概観できる
10週 地球環境問題 オゾン層破壊問題について理解できる
11週 地球環境問題 事例を調査探索し、ディベートできる
12週 地球環境問題 循環型社会について理解できる
13週 地球環境問題 技術者としての環境問題への取り組みについて理解できる
14週 地球環境問題 事例を調査探索し、ディベートできる
15週 期末試験
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。4前2
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。4前2,前3
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。4前2,前3
社会における技術者の役割と責任を説明できる。4前2,前3
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。4前5,前6,前7
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4前5,前6,前7
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4前13
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。4前13
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。4前2
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。4前2
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。4前13
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。4前13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702000100100
基礎的能力0000000
専門的能力7000010080
分野横断的能力020000020