国語表現

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 国語表現
科目番号 003 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 プリント配布
担当教員 安井 絢子

到達目標

1.他者の発信した情報や意見を理解し、自らの情報や意見を他者に伝える能力を習得する。
2.他者の考えに対して、日本語で正確に自分の意志や意見を伝達する能力、および自分の考えを人前で表明する能力を習得する。
3.正しい日本語の基礎知識を習得し、日本語によるコミュニケーションが適切にできる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1他者の発信した情報や意見を理解し、自らの情報や意見を他者に伝える能力を的確に習得できる。他者の発信した情報や意見を理解し、自らの情報や意見を他者に伝える能力を習得できる。他者の発信した情報や意見を理解し、自らの情報や意見を他者に伝える能力を習得できていない。
評価項目2他者の考えに対して、日本語で正確に自分の意志や意見を伝達する能力および自分の考えを人前で表明する能力を的確に習得できる。他者の考えに対して、日本語で正確に自分の意志や意見を伝達する能力および自分の考えを人前で表明する能力を習得できる。他者の考えに対して、日本語で正確に自分の意志や意見を伝達する能力および自分の考えを人前で表明する能力を習得できていない。
評価項目3日本語による的確なコミュニケーションができる。日本語によるコミュニケーションができる。日本語によるコミュニケーションができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
4年次「日本語コミュニケーション」の授業で実践した事を復習し、さらに発展させる。日本語を的確に理解し、適切に表現する能力を養うとともに自己表現能力を伸ばして、他者に日本語で正確に自己の思考内容を伝達出来る能力及び他者の考えに対する自己の考えを表明する能力を習得することを目標とする。
授業の進め方・方法:
 まず日本語の基礎知識(語彙・読解・一般常識等)を学習し、自己表現能力を伸ばす。さらに日本語で書かれた評論文・新聞・雑誌等の記事の読解・要約を行うこと、および意見文を書くことを通して読解力・表現力を磨き、その能力のさらなる向上を図る。4年次「日本語コミュニケーション」の授業で文章表現の基礎やスピーチ、所感文の相互批評を行って培ってきた日本語表現能力を定着させるために、少人数のメリットを生かしながら個別指導を行うことで実践応用力を養う科目である。
 授業は講義形式や演習方式で実施し、有明高専独自で編纂したテキストやプリントを使用する。また、合計3回の作文課題を実施し、評価の対象とする。こうした講義や演習を通して、正しい日本語の知識を身に付けると同時に、自分の感じたこと、考えた事を筋道を立てて表現する力が自ずと習得出来ることを最終目標としている。
①日本語dictationの講義や演習を毎回受けることにより日本語の聞き取りや漢字力といった日本語の基礎知識を身につける。
②自己表現能力を伸ばすための作文課題によって、自分自身のことを他者に的確に伝える能力を身につける。                 
③コラム等の日本語文の要約を演習することにより、他者の文章の趣旨を的確に把握する力を身につける。
④意見文を書く演習により、論理的な日本語表現能力を身につける。
 以上の授業内容・方法によって、他者の発信した情報や意見を理解し、自らの情報や意見を他者に伝える能力を身につける。 A-3<日本語によるコミュニケーションを適切にできること>という教育目標の達成に向けて本科5年間で培ってきた日本語運用能力をさらに発展させ、他者の考えに対して、日本語で正確に自分の意志や意見内容を伝達する能力および自分の考えを人前で表明する能力を身に付ける。なお、この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポート等を実施する。
注意点:
漢字検定試験2級程度の語彙力。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 日本語の基礎知識(1) 日本語の基礎知識が理解できる。
2週 日本語の基礎知識(2) 日本語の基礎知識が理解できる。
3週 日本語の文書を作成する(1) 
~個人添削指導~ 
自分の情報を他者に伝える文書を作成することができる。
4週 日本語の文書を作成する(2) 
~個人面談指導~ 
自分の情報を他者に伝える文書を作成することができる。担当教官との個人面談と助言。
5週 日本語の文書を作成する(3)
~受講者相互評価~ 
作成した文書について発表し、相互評価することができる。
6週 日本語の文書を作成する(4)
~個人面談指導~ 
相互評価を受けて、文書の内容について工夫・応用することができる。担当教官との個人面談と助言。
7週 日本語の文章を理解し、要約する(1) 社説・コラム・評論文など、他者が書いた文章の要約文が作成できる。
8週 日本語の文章を理解し、要約する(2)
社説・コラム・評論文など、他者が書いた文章の要約文が作成できる。
4thQ
9週 日本語の基礎知識(3) 日本語の基礎知識が理解できる。
10週 日本語の基礎知識(4) 日本語の基礎知識が理解できる。
11週 日本語の基礎知識(5) 日本語の基礎知識が理解できる。
12週 日本語の文章を理解し、作文を書く(1) 社説・コラム・評論文など、他者が書いた文章の要約文や意見所感文を作成することができる。
13週 日本語の文章を理解し、作文を書く(2) 
~個人添削指導~ 
社説・コラム・評論文など、他者が書いた文章の要約文や意見所感文を作成することができる。
14週 日本語の文章を理解し、作文を書く(3)
~受講者相互評価~ 
社説の要約演習や作成した意見所感文について発表・相互評価することができる。
15週 総合テスト  これまでに学修した内容について、試験を行う。
16週 テスト返却と総復習 これまでに学修した内容を再度確認し、理解不足の点を補うことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力60000400100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000