概要:
本科目では,身近な地域の問題解決を図るうえで有用な事業の提案を建築学の立場から行う。その過程では,実際に社会で進められている,地域の問題解決を図る事業に学生諸君が自ら率先して参画することを原則とする。そのねらいは,実践を通じて,地域社会が抱える問題を的確に理解するとともに,その解決には,何が必要かをつかみとることにある。これら成果を活かし,地域の問題解決を図るうえで有用な事業計画の提案を建築学の立場から行う。 なお,本科目では,SDGsのうち「11.住み続けられるまちづくり」に関連する。
授業の進め方・方法:
授業は放課後や長期休暇中に行う。授業担当教員の指示に応じて製作の準備や作業,レポート作成,発表会の準備などを行う。その他,多様な主体が進める地域の問題を解決する事業に積極的に関わること。
注意点:
本科目は,建築系の科目であるが,そこで必要になる知識・経験は建築の枠に留まるものではない。従って,建築界の動きはもちろん,日常の社会的問題にも常日頃から目を向けていることが必要である。特に,地方都市をめぐる問題への認識が求められる。
※ポートフォリオ(レポート)は,「密度(量)」,「説明や図表,比較・考察の適切さ・分かりやすさ・工夫」で評価する.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション |
本科目の目的と構成,進め方,ならびに評価方法等を知る。
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2週 |
テーマ選定 |
自分が取り組みたいテーマの妥当性を説明できる。
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3週 |
テーマ選定 |
自分が取り組みたいテーマの妥当性を説明できる。
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4週 |
地域の問題についての理解を深める活動 |
地域の問題解決を図る事業に参画し,地域の問題について深く理解できること。
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5週 |
地域の問題についての理解を深める活動 |
地域の問題解決を図る事業に参画し,地域の問題について深く理解できること。
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6週 |
地域の問題についての理解を深める活動 |
地域の問題解決を図る事業に参画し,地域の問題について深く理解できること。
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7週 |
現状把握の成果と今後の取り組み方針の確認 |
多面的に現状を理解した上で,今後の取り組み方針を説明できること。
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8週 |
地域の問題解決に貢献する事業計画検討 |
地域に内在する問題を発見し,その解決に貢献する事業計画を考案できること。
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2ndQ |
9週 |
地域の問題解決に貢献する事業計画検討 |
地域に内在する問題を発見し,その解決に貢献する事業計画を考案できること。
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10週 |
地域の問題解決に貢献する事業計画検討 |
地域に内在する問題を発見し,その解決に貢献する事業計画を考案できること。
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11週 |
進捗状況確認 |
検討を進めている事業計画の妥当性を説明できること。その一方で,当該計画の不十分な点を認識し,今後の方向性を是正できること。
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12週 |
地域の問題解決に貢献する事業計画検討 |
地域に内在する問題を発見し,その解決に貢献する事業計画を考案できること。
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13週 |
地域の問題解決に貢献する事業計画検討 |
地域に内在する問題を発見し,その解決に貢献する事業計画を考案できること。
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14週 |
プレゼンテーション資料づくり |
視覚的かつ論理的で,わかりやすいプレゼンテーション資料が作成できること。
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15週 |
発表会と最終総括 |
論理的で,わかりやすいプレゼンテーションができること。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
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2週 |
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3週 |
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
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4thQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 4 | 前4,前5,前6 |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 4 | 前4,前5,前6 |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | 前4,前5,前6 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | 前4,前5,前6 |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 4 | 前4,前5,前6 |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 4 | 前2,前3 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 4 | 前2,前3 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 4 | 前2,前3 |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 4 | 前8,前9,前10,前12,前13 |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 4 | 前8,前9,前10,前12,前13 |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 4 | 前8,前9,前10,前12,前13 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 4 | 前7,前11,前15 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | 前8,前9,前10,前12,前13 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | 前11,前14 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 4 | 前4,前5,前6 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 4 | 前4,前5,前6 |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 4 | 前8,前9,前10,前12,前13 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 4 | 前8,前9,前10,前12,前13 |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 4 | 前8,前9,前10,前12,前13 |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 4 | 前8,前9,前10,前12,前13 |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 4 | 前8,前9,前10,前12 |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 4 | 前8,前9,前10,前12 |