到達目標
1.サスティナブルデザインの重要性とそこで大切になる考え方について説明できること。
2.都市空間を観察しその特性をとらえ,説明できること。
3.多様な主体による協働作業としての都市・地域デザインについて説明できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | サスティナブルデザインの重要性とそこで大切になる考え方について,的確かつ詳細に説明できること。 | サスティナブルデザインの重要性とそこで大切になる考え方について説明できること。 | サスティナブルデザインの重要性とそこで大切になる考え方について説明できない。 |
評価項目2 | 都市空間を観察しその特性をとらえ,説得力のある説明ができること。 | 都市空間を観察しその特性をとらえ,説明できること。 | 都市空間を観察しその特性をとらえ,説明できできない。 |
評価項目3 | 多様な主体による協働作業としての都市・地域デザインについて,的確かつ詳細に説明できること。 | 多様な主体による協働作業としての都市・地域デザインについて説明できること。 | 多様な主体による協働作業としての都市・地域デザインについて説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科目では,これからの時代に呼応した豊かな都市空間を創造する方法と,そこにおけるポイントを理解するため,以下の3点について授業を行います。
(1)課題1:サスティナブルデザイン事例研究
サスティナブルな都市づくりに貢献する都市デザイン事例,建築デザイン事例についての研究を行い,各人の成果をもって受講者でディスカッションを行う。
なお,サスティナブルデザインについて理解を深めることは,これからの「都市・空間デザイン」を考えるうえでは欠かせない。
(2)課題2:都市空間の特性を捉えるフィールドワーク
ある視点に基づき都市空間を観察する課題に取り組む。この課題への取り組みを通じて,都市空間を体験することの大切さ,都市空間の質を捉える眼やセンスを養うことの必要性を感じてほしい。なお,ここでの課題は2種類用意する(予定)。
(3)課題3:都市・地域デザイン事例研究
多様な主体による協働作業として都市・地域デザインを捉え,事例研究を行う。このことを通じて,多様な主体による協働作業として都市・地域デザインの進め方と,その過程で大切になる視座とポイントを理解する。
授業の進め方・方法:
本科目では,各課題の内容にあわせて行うレクチャの他,授業時間外でデータ収集・分析をしてもらい,授業時間にその内容についてのチェックを行いながら,各課題に関連する知識等を修得していく。授業時間中に有意義な意見のやり取りができるよう,各自しっかりと準備をして授業に臨むこと。また,本科目では,授業時間外で積極的にフィールドワークを行うことも求める。
注意点:
基本的に計画系分野の科目ですが,本科目の対象はその枠内にとどまるものではない。本科目が対象とする都市空間は,そこにある要素群や地域の人々のくらしだけでなく,それらの背景にある歴史文化の蓄積なども含めて多様な条件の上に成り立つものであり,その秩序を解読するには広い視野と知識が必要だからである。
こうした都市空間を扱う本科目は,これまで学んだ授業の成果はもちろん,日常生活で得た知識・経験の上にも成り立つものである。
本科目を履修した人には,引き続き「景観設計論(建築学専攻2年生対象)」も履修することを期待する。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション |
本科目の目的と構成,進め方,ならびに評価方法等を知る。
|
2週 |
サスティナブルデザイン事例研究(ブレインストーミング) |
サスティナブルデザインの重要性とそこで大切になる考え方について説明できること。
|
3週 |
サスティナブルデザイン事例研究(レクチャ) |
サスティナブルデザインの重要性とそこで大切になる考え方について説明できること。
|
4週 |
サスティナブルデザイン事例研究(レクチャとミーティング) |
サスティナブルデザインの重要性とそこで大切になる考え方について説明できること。
|
5週 |
サスティナブルデザイン事例研究(発表会とディスカッション) |
サスティナブルデザインの重要性とそこで大切になる考え方について説明できること。
|
6週 |
都市空間の特性を捉える課題1(ショートレクチャとフィールドワークの準備) |
都市空間を観察しその特性をとらえ,説明できること。
|
7週 |
都市空間の特性を捉える課題1(フィールドワーク) |
都市空間を観察しその特性をとらえ,説明できること。
|
8週 |
都市空間の特性を捉える課題1(発表会とディスカッション) |
都市空間を観察しその特性をとらえ,説明できること。
|
4thQ |
9週 |
都市空間の特性を捉える課題2(ショートレクチャとフィールドワークの準備) |
都市空間を観察しその特性をとらえ,説明できること。
|
10週 |
都市空間の特性を捉える課題2(発表会とディスカッション) |
都市空間を観察しその特性をとらえ,説明できること。
|
11週 |
都市・地域デザイン事例研究(ビデオ講義:コミュニティ主体の開発等) |
多様な主体による協働作業としての都市・地域デザインについて説明できること。
|
12週 |
都市・地域デザイン事例研究(レクチャ) |
多様な主体による協働作業としての都市・地域デザインについて説明できること。
|
13週 |
都市・地域デザイン事例研究(ミーティング) |
多様な主体による協働作業としての都市・地域デザインについて説明できること。
|
14週 |
都市・地域デザイン事例研究(ミーティング) |
多様な主体による協働作業としての都市・地域デザインについて説明できること。
|
15週 |
発表会とディスカッション,最終総括 |
多様な主体による協働作業としての都市・地域デザインについて説明できること。
|
16週 |
予備 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系 | 環境・設備 | 環境マネージメント(たとえば、環境負荷、省エネルギーなど)の概要について理解している。 | 4 | |
計画・歴史 | 現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。 | 5 | 後2,後3,後5 |
近現代都市の特質と課題について理解している。 | 5 | 後2,後3,後5 |
現代にいたる都市計画論について理解している。 | 5 | 後2,後3,後5 |
市街地を開発する仕組みについて説明できる。 | 5 | 後11,後12,後13,後14,後15 |
市街地を開発する地域コミュニティー等による仕組みについて理解している。 | 5 | |
住民参加・協働のまちづくりの体制について理解している | 6 | 後11,後12,後13,後14,後15 |
現代におけるコミュニティの役割について説明できる。 | 5 | |
参加協働によるコミュニティ開発について説明できる。 | 5 | |
歴史的市街地について説明できる。 | 5 | |
地域資源(たとえば、指定・登録文化財、伝建制度・地区、観光資源、特産物など)について説明できる。 | 5 | |
地域資源の保存・再生(たとえば、リノベーション、コンバージョンなど)手法について理解している。 | 5 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 90 | 0 | 90 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 10 |