近代化建築史論

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 近代化建築史論
科目番号 0040 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 配付プリント
担当教員 松岡 高弘

到達目標

1.近代化遺産の意味を説明できる。
2.近代化遺産の特徴を説明できる。
3.近代化遺産を活用していくことの意義を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1近代化遺産の重要性を理解し、近代化遺産の意味を説明できる。近代化遺産の意味を説明できる。近代化遺産の意味を説明できない。
評価項目2各分野における近代化の意味を理解し、近代化遺産の特徴を説明できる。近代化遺産の特徴を説明できる。近代化遺産の特徴を説明できない。
評価項目3近代化遺産の活用を通して、その遺産の特徴を理解し、それを活用していくことの意義を説明できる。近代化遺産を活用していくことの意義を説明できる。近代化遺産を活用していくことの意義を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-2

教育方法等

概要:
近代化遺産とは、近代化を担った各種の建造物や工作物を意味し、産業・交通・土木遺産の3種類がある。産業遺産には鉱業・製鉄等、交通遺産には駅舎・鉄橋・道路橋等、土木遺産には港湾施設・発電所・上下水道施設等が含まれる。本科目では近代化遺産の範囲を広げて、近代化に伴い必要とされた新しい機能を有する建築を対象とする。本科目では、近代化を担った以上の諸施設を通じて近代化の意味を理解し、近代化遺産の特徴を説明できることを目標とする。
 近代化遺産は近代化という要求に基づいて設けられたものであるので、新たな機能に対応できなければ壊されていく。しかし、地域の文化にとっては必要不可欠なものであるので、まちづくりの中での活用方法について考えることができることも目標とする。
 本科目は、重要文化財等の歴史的建造物の保存修理工事を担当した教員が、その経験から得られた知見を活かしつつ、日本の近代化に貢献した歴史的建造物に関する特徴等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方と授業内容・方法:
配付プリントを用いて講義を行う。定期試験70%、2つのレポート30%で成績を評価する。この科目は学修単位のため、事前・事後学習としてレポートを実施する。
注意点:
本科5年次の近代建築史で習得した内容は基礎的知識の一つである。必ず、予習をして授業に臨むこと。2つのレポートは、近代化遺産の実測調査のレポートおよび近代化遺産をまちづくりに活用している事例のレポートである。実測調査では、調査した近代化遺産の特徴を理解し、事例調査では、文献等で事例の特色を理解し、図面や写真等を用いて解りやすくまとめているか、を評価する。

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1週 近代化遺産(1) 様々な分野における近代化の内容を理解し、近代化遺産の意義を説明できる。
2週 近代化遺産(2) 近代化遺産に係る文化財行政の在り方を説明できる。
3週 三井三池炭鉱(1) 三池炭鉱の沿革を理解し、現存する生産施設の特徴を説明できる。
4週 三井三池炭鉱(2) 港倶楽部等の建築の特徴を説明できる。
5週 炭鉱関連施設(1) 事務所建築の特徴を説明できる。
6週 炭鉱関連施設(2) 炭鉱住宅の特徴を説明できる。
7週 炭鉱関連施設(3) 炭鉱経営者の住宅の特徴を説明できる。
8週 八幡製鉄所 八幡製鉄所に関連する近代化遺産の特徴を説明できる。
9週 学校建築 明治期の学校建築の特徴を説明できる。
10週 交通関連遺産(1) 鉄道の駅舎の建築の特徴を説明できる。
11週 交通関連遺産(2) 鉄骨や鉄筋コンクリートの道路橋の特徴を説明できる。
12週 銀行・郵便局 銀行・郵便局の建築の特徴を説明できる。
13週 近代化遺産の保存活用(1) 近代化遺産をまちづくりの中で保存活用している事例から近代化遺産の意義を説明できる。
14週 近代化遺産の保存活用(2) 近代化遺産をまちづくりの中で保存活用している事例から近代化遺産の意義を説明できる。
15週 期末試験
16週 テスト返却と解説

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000