地域協働演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 地域協働演習Ⅱ
科目番号 0041 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 建築学専攻 対象学年 専2
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 適宜プリント配付
担当教員 加藤 浩司,松岡 高弘,金田 一男,近藤 恵美,岩下 勉,下田 誠也,藤原 ひとみ,正木 哲,窪田 真樹

到達目標

1.工学の基礎的な知識・技術を駆使して調査を企画・実行し,データを分析し,工学的に考察できること。
2.学習成果を,図表を用いて論理的に説明できること。
3.限られた時間の中で,課せられた課題に対処できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1工学の基礎的な知識・技術を駆使して,地域に内在する問題を的確に捉え,その問題を解決する上で,実効性の高い事業計画を考案できる。工学の基礎的な知 識・技術を駆使して,地域に内在する問題を発見し,その解決に貢献する事業計画を考案できる。地域に内在する問題を発見できない。もしくは,提案された事業計画が,地域の問題解 決とは無関係である。
評価項目2学習成果を,適切な図表を用い,明快かつ論理的に説明できる。学習成果を,図表を用いて論理的に説明できる。学習成果を,図表を用いて論理的に説明することができない。
評価項目3限られた時間の中で,課せられた課題に対し,的確に対処できる。限られた時間の中で,課せられた課題に対処できる。限られた時間の中で,課せられた課題に対処することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-3 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 B-3 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 B-4 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 C-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 C-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 本科目では,身近な地域の問題解決を図るうえで有用な事業の提案を建築学の立場から行う。その過程では,実際に社会で進められている,地域の問題解決を図る事業に学生諸君が自ら率先して参画することを原則とする。そのねらいは,実践を通じて,地域社会が抱える問題を的確に理解するとともに,その解決には,何が必要かをつかみとることにある。これら成果を活かし,地域の問題解決を図るうえで有用な事業計画の提案を建築学の立場から行う。
授業の進め方・方法:
 授業は放課後や長期休暇中に行う。授業担当教員の指示に応じて製作の準備や作業,レポート作成,発表会の準備などを行う。その他,多様な主体が進める地域の問題を解決する事業に積極的に関わること。
注意点:
 本科目は,建築系の科目であるが,そこで必要になる知識・経験は建築の枠に留まるものではない。従って,建築界の動きはもちろん,日常の社会的問題にも常日頃から目を向けていることが必要である。特に,地方都市をめぐる問題への認識が求められる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 本科目の目的と構成,進め方,ならびに評価方法等を知る。
2週 テーマ選定 自分が取り組みたいテーマの妥当性を説明できる。
3週 テーマ選定 自分が取り組みたいテーマの妥当性を説明できる。
4週 地域の問題についての理解を深める活動 地域の問題解決を図る事業に参画し,地域の問題について深く理解できること。
5週 地域の問題についての理解を深める活動 地域の問題解決を図る事業に参画し,地域の問題について深く理解できること。
6週 地域の問題についての理解を深める活動 地域の問題解決を図る事業に参画し,地域の問題について深く理解できること。
7週 現状把握の成果と今後の取り組み方針の確認 多面的に現状を理解した上で,今後の取り組み方針を説明できること。
8週 地域の問題解決に貢献する事業計画検討 地域に内在する問題を発見し,その解決に貢献する事業計画を考案できること。
2ndQ
9週 地域の問題解決に貢献する事業計画検討 地域に内在する問題を発見し,その解決に貢献する事業計画を考案できること。
10週 地域の問題解決に貢献する事業計画検討 地域に内在する問題を発見し,その解決に貢献する事業計画を考案できること。
11週 進捗状況確認 検討を進めている事業計画の妥当性を説明できること。その一方で,当該計画の不十分な点を認識し,今後の方向性を是正できること。
12週 地域の問題解決に貢献する事業計画検討 地域に内在する問題を発見し,その解決に貢献する事業計画を考案できること。
13週 地域の問題解決に貢献する事業計画検討 地域に内在する問題を発見し,その解決に貢献する事業計画を考案できること。
14週 プレゼンテーション資料づくり 視覚的かつ論理的で,わかりやすいプレゼンテーション資料が作成できること。
15週 発表会と最終総括 論理的で,わかりやすいプレゼンテーションができること。
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4前4,前5,前6
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4前4,前5,前6
他者の意見を聞き合意形成することができる。3前4,前5,前6
合意形成のために会話を成立させることができる。3前4,前5,前6
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4前4,前5,前6
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4前2,前3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4前2,前3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4前2,前3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4前8,前9,前10,前12,前13
複数の情報を整理・構造化できる。4前8,前9,前10,前12,前13
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。4前8,前9,前10,前12,前13
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4前7,前11,前15
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3前8,前9,前10,前12,前13
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3前11,前14
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。4前4,前5,前6
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。4前4,前5,前6
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。4前8,前9,前10,前12,前13
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。4前8,前9,前10,前12,前13
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。4前8,前9,前10,前12,前13
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。4前8,前9,前10,前12,前13
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。4前8,前9,前10,前12
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。4前8,前9,前10,前12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力000070070
分野横断的能力000030030