建築設計特別演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 建築設計特別演習Ⅱ
科目番号 0053 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 なし
担当教員 岩下 勉,正木 哲

到達目標

1.コンペへの応募において、課題の理解・探求ができる。
2.課題の解決が独創的であり、技術的に裏付けできる。
3. コンセプトと問題解決方法を明確にでき、惹きつけるプレゼンテーションができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンペにおいて、よく課題を理解し、適切な探求ができる。コンペにおいて、課題の理解・探求ができる。コンペにおいて、課題の理解・探求ができない。
評価項目2課題の解決が独創的であり、技術的に裏付けできる。課題の解決はだいたい的を射ており、技術的に裏付けできる。課題の解決が的を射ておらず、技術的に裏付けできない。
評価項目3コンセプトと問題解決方法が明快であり、惹きつけるプレゼンテーションができる。コンセプトと問題解決方法が示され、プレゼンテーションができる。コンセプトと問題解決方法は明確でなく、プレゼンテーションも劣る。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科の「建築設計演習」および「卒業設計」あるいは「構造設計演習」、「設備設計演習」を通じて修得した技術力をさらに発展させ、学外の他大学生や社会人が参加する設計コンペに応募し、一般社会で通用する設計水準の技術力を獲得することが本教科の目標である。
提案は取り組むコンペのテーマに応じながら、建築界の現状と社会の動向を洞察して、将来に目を向けた若者らしい夢のある独創的なもの、あるいは技術的に裏付けのあるものでなければならず、コンセプトと問題解決方法を明確にし、プレゼンテーションなどに留意した意欲的な作品をつくりあげることが目標である。なお、コンペは原則として教員が指定するコンペの中から選定し、応募する。
 対象とするコンペは、計画系は日本建築学会主催の設計コンペ、構造系は高専主催の全国高等専門学校構造デザインコンペ、設備系は前述の高専主催ないし設備系企業・団体主催の設備環境系デザインコンペティションである。毎年行われていること、そして、高専生や大学生、大学院生が主たる対象になっており、高いレベルの設計水準が求められているためである。学生の希望により他のコンペへの応募も認めることもが、上記に準じた作業量や質のものでなければならない。応募したいコンペのレベルが妥当かどうかは、専攻科生の申し出により担当教員で審議する。また、コンペの課題によっては、計画系・構造系・環境系の分野横断でチームをつくりコンペに取組み応募することもある。
 なお、当該コンペの締め切り日によって、作業に充てる期間は変動する可能性がある。
授業の進め方・方法:
演習中心
注意点:
本科の「建築設計演習」および「卒業設計」、「構造設計演習」、「設備設計演習」で修得した能力を基礎とするが、さらに、これまでの専門科目で学んだ知識を総合することはもとより、建築業界や日本建築学会で何が求められているかを常に意識することが重要である。予習としてエスキスを進めてくること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (1) 授業目標及び内容説明、コンペ課題の討議とチーム分け コンペ課題の決定とチーム決定
2週 (2) 資料収集とディスカッション コンペ課題を読み解き、過去のコンペ課題を収集することができる。
3週 同上 同上
4週 同上 設計課題が理解し、説明できる
5週 (3) イメージディスカッションとブレーンストーミング 提案イメージを作成し、構想案を練ることができる。
6週 同上 同上
7週 同上 構想案をまとめることができる。
8週 (4) 構想案のエスキスチェック、ディスカッション 具体的な形に落とし、検討し、修正することができる。
2ndQ
9週 同上 同上
10週 (5) 図面作成 プレゼンテーション用図面に仕上げることができる。
11週 同上 同上
12週 図面チェックと修正 同上
13週 同上 同上
14週 同上 プレゼンテーション用図面をつくることができる。
15週 (6) 作品の提出と発表会
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000